第5話 日本が無礼な要求?
1月14日、シンガポールにおいて、例のレーダー照射事件に関する日韓の実務者協議が行われたのです。その時の韓国側の主張は「日本が無礼な要求」をしたというもの。何が無礼かというと、「日本側の要求は『一部の電波記録を公開するので、韓国側はすべてを公開してほしい』という要求で、受け入れられなかった」からだという。
マテ。
日本側が公開するのは受信した火器管制レーダーの情報になるだろうね。そして日本は、韓国に対して使ったレーダーの情報を出せと言ったんだろう。韓国は当初、全てのレーダーを使用して捜索したと言ってたから。
日本側は、探知したレーダーの情報を出す。
韓国側は使ったレーダーの情報を出す。
フェアじゃないですかね。
どうせ、火器管制レーダーなんだから。
メーカーも型番も分かってるんだし。
さて、韓国の駆逐艦クァンゲト・デワンには4種類のレーダーが搭載してあるそうです。以下の4種。
・AN/SPS-49(v)5 早期警戒用
・MW-08 目標捕捉用
・AN/SPS-55M 対水上捜索用
・STIR-180 射撃指揮用
韓国側は、あの晴天で見通しの良い状態でこのすべてのレーダーを使用して漁船を捜索したと言っていました。じゃあ、その証拠を出せとなるのは当然。後に火器管制レーダーは使用していないと主張を変えていますけどね。
ちなみに、上記のレーダーはそれぞれ周波数帯が違うので、受信する側がレーダーの種類を間違えることはないらしいです。特に、「STIR-180 射撃指揮用」は他の三種とは違う周波数帯なのです。
つまり、嘘ついたせいで、韓国側は搭載しているレーダーの全ての情報を出さざるを得ない状況になったのではないかと思います。ここで最初に戻ります。
「日本側の要求は『一部の電波記録を公開するので、韓国側はすべてを公開してほしい』という要求で、受け入れられなかった」
なるほど。
嘘がバレるから受け入れられないのですね。困ったものです。そこで出た言葉が、「日本が無礼な要求」をしたというもの。
何と言うか、嘘ついた奴に嘘つくなと証拠を出したら逆ギレされて「お前は無礼だ」と言ってる感じですかね。
そして、こんな言葉も出たようです。
「あなた方が低空威嚇飛行をするなら、われわれも低空威嚇飛行ができる」
えーっと。
意味がよくわからないんですけど。
やってみたらいいんじゃないでしょうか。
是非、お願いします。
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