第2話 徴用工(を騙る人)問題

 一般には徴用工訴訟問題と言います。

 昨今、ニュースを賑わせているアレです。


 一般論で言えば「マジかよ。キチガイじゃね?」のような認識の話でしょう。

 

 ドウシテコウナッタ?


 まず順を追ってお話ししましょう。


 一般論です。

 植民地からの独立っていうのは結構高くつくのです。

 つまり、宗主国が作った資産やらインフラやら、そんなものの対価を支払う必要があるのですよ。道路や橋やダムや発電所や、そんなものは無償ただで出来るわけがない。相応の金がかかっている。だから、独立したけりゃ払うものは払え、となるのは当然の話なのです。

 韓国が独立した際の資産とかインフラとかの色々を計算してみると、日本が投資していた金額が多く、逆に韓国側が日本に請求できる金額は少なかった。要するに、日本が韓国にお金をもらうのが筋であったのです。それを日本が放棄したのです。これはいわゆる日韓請求権協定に含まれている内容です。


 日本が放棄している……ここ重要。


 さて、今言われているような労働者や軍人、公務員、慰安婦に対する補償問題もあった(軍人の恩給とか)のですけれども、日本はそれを支払う意思を持っていました。ところが、韓国政府は自分がやるから政府に一括して金を払えと言いました。なので、日本は北朝鮮の分も含めて一括で支払いました。さらに、巨額の経済協力もしています。韓国にです。


 北朝鮮の分も含めて一括で支払いました……これも重要。


 次は国際法のお話。

 先の日韓請求権協定ですが、正式には「財産及び請求権に関する問題の解決並びに経済協力に関する日本国と大韓民国との間の協定」というらしい。こんなの覚えられんわww。

 さてこれは、日本と韓国の間に結ばれた条約です。国際法になります。国内法と国際法のどっちが上かという問題なのですが、一般的には国際法が上になります。憲法違反だろうが何だろうが、国際法には従わなければなりません。ところが韓国では、国内法の方が上? な状況になっています。さらに、感情論で法を自在に解釈する曲芸まで披露してくれます。


 話を元に戻しましょう。


 まず徴用工です。

 ドイツのアウシュヴィッツみたいな所で強制労働させられたイメージがあるかもしれませんが、ちゃんと給料もらえてたんですよ。労働に徴用されたけど、無給で働かされたわけじゃないのですね。金額は少ないかもしれんし、労働環境は悪かっただろうけどね。


 さて、戦時中に日本企業で働いた人は次の三種だそうです。

 募集、官斡旋、徴用です。

 徴用はごく一部、ほとんどが募集か斡旋だったようですね。さて、昨年10月の世間を揺るがした判決の原告は、徴用ではなく募集だったことが分かっています。政府はこの問題に関して徴用工ではなく「旧朝鮮半島出身労働者」と表現すべきとの見解です。逆に韓国は、「強制動員被害者」と認定しているようです。


 さすが韓国。これがかの国の平常運転なのでしょう。

 アウシュヴィッツなどのイメージから、強制労働と通常の労働を混同してその被害者に仕立て上げているのですね。綿密な調査などしていないのは明白。


 そしてもう一つ。


 国際法の無視。


 先の日韓請求権協定の経緯を見れば、個人の請求権も放棄されているのは明白なのです。もし、請求するのであれば対象は韓国政府なのです。韓国政府がそう約束しているのです。はい。


 最高裁の判事であれば、こういった件に関しても相応の知識があるはずなのですが、かの国では通用しないようです。何しろ、反日イデオロギーに汚染されまくっていて、尚且つその最先鋒が大統領になっているからです。

 自国が不利な状況で結んだ条約は不平等条約なので覆さなければいけない。併合(植民地)時代の事は日本が全て悪いので償わさせる必要がある。

 

 コノ恨ミ晴ラサズニオクベキカ……。


 こんな怨念が聞こえてきそうですが、チョットマテ。


 日韓請求権協定ってば、韓国に対してめちゃくちゃ有利な条約なんですけど。


 これを破棄するなら日本はどうすればいいのか?


 日本統治時代において半島に投資された金額を、現在の通貨単位に換算して請求すべし。そっちが請求するならこっちもマジで請求しちゃうぞ。


 となるでしょう。

 おい、払えるのか?


 蛇足のニュースです。

 韓国最高裁の前長官が、元徴用工訴訟に関して裁判部に破棄を求めていたらしい。日本が国際司法裁判所に提訴した場合、敗訴することが目に見えているからだろうな。

 さて、この元長官ですけど、職権乱用などの容疑で取り調べられるらしい。検察による最高裁長官経験者の聴取は憲政史上初なんだとか。

 

 こんな所にも、あの国らしさが滲み出ていますね。

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