どれを疑えばいい


何を信じればいい


嘘が嘘をついて結局本当になるみたいな


嘘から真の世界で


何を感じればいい


心臓が痛い 微かにでも確かに


僕と世界との境界線が


厚くなればなるほど


僕は僕になり世界から逸脱した


傍から見ればイカれた異端者になる


異端者は無条件に爪弾き


だから僕は常人の振りをする


疑われることはない


完璧な凡人を演じきる


心から笑えなくなる前に


心から分かり合える誰かに


心からの自我を披露したい


こんなものを書いていなければ


僕と世界は一体となり


世界の1部に成り果ててしまう


だから、演じながらも覚えてられるように


書き残してはほくそ笑む

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