応援コメント

終話 いつものリビングで」への応援コメント


  • 編集済

    とても楽しく夢のような時をすごさせていただきました。終わってしまうのが惜しくて後何話と確認しながら読んでました。
    ラストが2案ではなくて私は良かったです。2案はとても心に残るラストですが心にさみしい風が吹いてしまうので。
    続くラストと言う事で安心していたら、美鈴さんが消えてしまって、でも座敷わらしだから最初から分かってた事なんですね。でも元気そうで良かったです。
    今回は次の作品に行く前にもう一度読み返してみます。
    良い作品をありがとうございます。

    作者からの返信

     自分が書いたお話なのに詳細を忘れていて、これを機についささっと読み返してしまいました。うーむ、昔の自分、こういうの書いていたんだなあと。今でもこういうの書けるかな。正直自信が無かったりします。

     ラストは……現実を踏まえれば書かなかった方の終わり方が正しい気もします。ただファンタジーだからこれでいいのかな、とも思います。つまり、今読んでみてもどっちが正しいかわからないです。

     この、長い割には一般受けはあまりしなかったお話を、最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

  • こういうかんじのラストを期待していたので、読み終わってジーンとしています。連載お疲れさま&ありがとうございました。

    作者からの返信

     最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
    >こういうかんじのラストを期待していた
     ご期待にそえてよかったです。
     実は書き始めたころ想定していた終わり方は2通りありまして、
      ① 今回の終わり方
      ② みんな去って文明の住んでいた家や色々な場所は緑に帰る
    のどっちになるかな、②の方が可能性は高いかな、そう思っていました。

     実際こう終わると書き手がわかったのはかなり終盤になってからです。口羽君事件の後、最後に文明君がどう出るか(客観的に見れば『文明君の行動をどう書けば自然か』、というところですが、書き手としては『(書き手の思惑と関係なく)文明君自身がどう動くか』)を書いたところでやっと決まった感じですね。せこい事を言えばアンニュイな終わり方の方が後を引くのでそっちの方がいいかな、なんて思ったりもしましたし。

     ちなみにあの辺で文明君が亜理寿さんを捕まえられないと、以前他の方のあとがきにも書きましたがこんなエンドになってしまう訳です。
     文明君が自分の結婚式(相手は亜理寿ではない)の数日前の休日、何かの思いに突き動かされ、ついあの家に来てしまったというシーンです。
     ◇◇◇
     久しぶりに訪れたこの場所は緑に返りつつあった。
     既に家に続く道路もひび割れ雑草が生えまくっている。
     ここを走る車も通る人もういない。
     久しぶりに訪れる家も……
     (中略)
     時代は常に移り変わっていく。
     もう戻る事は無い。
     ただあの頃のここは間違いなく輝いていた。
     僕はその輝きを今でも憶えているし忘れる事もない。
     今は皆ここを去って行き、緑だけが辺りを覆っているけれど。
     そう、僕は気づいた。
     今日ここに来た理由。
     それは僕が本当の意味でここに別れを告げる為だったと。

     さよなら。
     僕は心の中でつぶやく。
     懐かしい声が、顔が思い浮かぶ。
     さよなら。
     僕はもう一度、今度は声に出して言う。
     美鈴さんが小さくこっちに向かって頭を下げ、手をふってくれたような気がした。
     もう一度、今度は叫ぶ位の声でこの場所に告げる。
     さよなら。そしてありがとう。
     かつてここにいた、ここに集った、ここにあった全てのものに聞こえるように僕は叫ぶ。
     感謝とともに、全てを思い出として封じ込めるために。
                            (FIN)

     もちろんこっちは最終稿でないので文体も荒いし細かい部分も補正ができていません。でもこっちの路線の方がより読者を”惹く”かなというゲスい思いは書き手自身にはまだあります。ただそうならなかった、というのはきっとそれなりの必然があったのかな、と思っています。だからきっと今の終わり方は正しいんだろうな、と。

     さて、最後に。
     繰り返しになりますが、長いお話に最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

  • 拝読させていただきました。

    中々良い老生を過ごしている
    様でホッコリ致しました。

    他の作品も是非読まさせて
    頂きます。

    作者からの返信

     最後までお読みいただき本当にありがとうございました。

     このお話は元々『田舎でやる大人のアウトドア』を書きたかったという動機で書き始めたものです。これの前に『今週末は合宿です ~ 深草学園野遊び部・アウトドア歳時記』で中学生のアウトドアを書いたので、気分的にはその続きですね。登場人物も場所も全然違いますけれど。

     ただ今こうして見てみると、長さのわりに盛り上がりに欠けるかなと書き手としては感じていたりもします。お話の筋よりも作中の季節でやりたい事を優先している部分もありますし。せっかく女の子がいっぱいいる事ですし色々と文明君を迷わせて(惑わせて)やりたかったです。というか、惑わせるつもりでした、本当は。

     ただお話の登場人物は往々にして書き手と別の人格を持っていたりするのですよ。この文明君もそれで、書き手が色々惑わせようと思っても全然そっちを見てくれなかったのです。おかげで余計に静かなお話になってしまいました。

     さて、最後に。
     繰り返しになりますが、そんな盛り上がりに欠ける長いお話に最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。