第7話 信賞必罰 お仕事 2

満月の夜..,


黒服2人が立ちいつもと変わらない夜を過ごしていた


何も変わらない夜 静かに夜が明けると思っている 奴が来るまでは...


満月のあかりが雲により遮られ闇夜となる

雲が晴れあかりがさすとそこには...


オリジナル「どうも!暇そうだから遊びに来てやったぜ?」

黒服が驚愕し銃を抜こうとするが


オリジナルが素早く両方のホルスターからリボルバーを抜き構える

オリジナル「信賞必罰 お前らに罰を与えに来た」

2発の爆発音とともに鉛玉が黒服ふたりの脳天に食い込む

無慈悲に頭を貫通した


平穏な夜に鳴り響いた銃声 開始の合図となるかのように...


突然の銃声に慌てふためく黒服の兵隊たち

広いエントランスは瞬時に配置につき敵を待ち受ける形になった そこに突然の轟音とともにドアが空いたと思ったら、頭を撃ち抜かれた黒服が投げ込まれた


その後ろからゆっくりオリジナルが施設内に入る


オリジナル「手厚い歓迎だな!!こんな大勢で出迎えてくれるなんてな...」

黒服の兵隊達は一斉に撃ち始めた


そんな中オリジナルはボソリと


「まるでテーマパークに来たみたいだな」


背中の刀を2本抜き構える


オリジナル「よもずほどじゃないが少しは扱えるさ...」


その頃よもずは立派な椅子に座る少女の前に立っていた


よもず「主がここの一番偉いやつじゃな?こんな子供みたいなのが偉いとは...世の中分からんの」

と皮肉を言う


???「あなたは私をどうするのかしら?」

目つきが鋭い少女は冷静に質問する


よもず「主に妾は恨みはないが、主に恨みがあるやつからの依頼での...悪いが死んでもらう」

そう言い刀に手をかけるよもず


???「まって?名前くらい教えてくれないかしら?私は ゆき あなたは?」


よもず「名前?まぁいいじゃろう妾の名前はよもず じゃもういい」


話の最中にゆきは机を蹴けり飛ばしよもずにぶつけようとする


よもず「まったく!そういう魂胆か!!」

そう言い机を綺麗に切った

そして切った机の隙間から無数の弾丸がよもずに向かって飛んできた


ゆき「情けない殺し屋ね!さよならするのはあなたのほうね!」


よもずはニヤリと笑みを浮かべ刀を構え直す


よもず「こんなおはじきで妾を殺せると?」

そういうと軽やかに避け始めた

避けきれない所は弾丸を切り避けている


ゆきは目の前の光景が信じられなかったが2丁のグロックの引き金を引くのを止めない

マガジンがカラになるまで撃ち続け案の定弾切れになった


何も出来なくなったゆき

そこを見逃さなかったよもずは一気に踏み込みゆきの首を切ろうとした瞬間


よもずの背中から鈍い音が響き同時に刀を落とした

動きをやめゆっくりと後ろを確認すると


よもずの背中の中心 刀を持ってる利き手の肩 太もも ふくろはぎ と致命的になるであろう場所を性格に真後ろから飛んできた弾丸に襲われた


よもず「なぜ...じゃ...後ろには敵...は」


ゆきはふふっと笑い説明を始めた


ゆき「あなたって跳弾ってご存知?それを利用させてもらったよ?正面から撃って倒す気なんてなかったし、確実にやるなら相手の裏をかかないとね?ふふふ...」


よもずは膝をつきその場に沈む


息を荒らげ呼吸が上手くできないよもずを前にゆっくりとゆきが近づく


ゆき「つらいでしょう?楽にしてあげる」

そういうと落ちたよもずの刀を拾い振り上げた

よもずの目に光は無く覚悟をしたそんな目をしていた


「さよなら」


ゆきは刀を振り下ろした

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