第4話 信賞必罰 試練

拳を構えるオリジナル

刀を構えるよもず


お互い睨み合ったままその場に留まる...


オリジナルがこの重い空気の中よもずに問掛ける

オリジナル「おい?来ないのか?早くしないと何もせずに終わるぞ?」

オリジナルが意味深な発言をする


だがよもずはその意味をすぐに知った

よもずを取り囲むように謎の歪んた物が6本取り囲むように向かってきていた


よもずはとり囲んでくる物体を素早く性格に切った


ガギィン!


と金属にでも当たったのかと思う音が鳴り響く

よもずは動揺せず残りの飛んでくる物体をはじき飛ばした


オリジナルはそれを見てフフッと笑う


オリジナル「おまえ...良く見えたな?俺の攻撃が」

よもずがはじき飛ばした物体の正体は鋭利なブレード

はじき飛ばした時の衝撃で光化学迷彩の力が弱まり姿を現していた


よもず「私をなめるでないぞ?この目に見えないものなど指で数える程しかないわ...こんな小細工でやられるほど伊達に生きてなくてな...」

とよもずは答える


オリジナルは拳を構えるのを止め次の構えに入った

拳を握り後ろに引く


よもず「拳で刀と勝負とはお主も相当腕に自信があるようじゃな」

オリジナル「何言ってんだこのブレードの攻撃を防がれたんだいくらこのブレードで切りかからせてもらちがあかねぇしな」


オリジナルは右足を後ろに引き腰を落としボソリと一言


オリジナル「パワーを足に集中...出力120%!!」

オリジナルの地面にヒビが入り姿が消えた

よもずにも捉えきれない速さで消えそして


一瞬でよもずの目の前に現れた

このスピード迫られたよもずは動揺しとっさにガードの構えに入った


オリジナルはまたボソリと

オリジナル「腕に力を集中380%」

そういいガードをしているよもずに拳を撃ち込む

呆気なくガードは破られよもずは吹っ飛ばされ5m後ろの壁に叩きつけられた


ズルズルと壁から地面に倒れ込むよもずだが意識はあった

オリジナルは不思議そうに拳を見る


オリジナル「お前あの殴られる瞬間後ろに下がって俺の拳のトップスピードで当たる時を避けたな?あの一瞬で...」

オリジナルの額に汗がツーっと流れる

それは動揺を表す汗だった


よもずは刀を地面に刺し杖のようにしてフラフラ立ち上がる


よもず「はぁはぁ...舐めておったのは私のほうじゃったな...あんなのまともにくらってたら四肢が吹き飛ぶわ...それに主...人じゃないな...?」


よもずはあるものを見て確信した


オリジナルは体の異変に気づく太もも当たりをざっくりと切られていたそこからはドロドロと黒い液体が流れ銀色の鉄が見えていた


オリジナルは驚愕したあの一瞬で攻撃を受け流しつつ攻撃を仕掛けていたことに


オリジナル「お前...ヤバいな...今まで以上にヤバいな...!!ヤベぇ!!楽しい!!」

オリジナルは笑う子供のようにケタケタと壊れたように


よもず「機械人め...ばぐったと言うべきかの??」

よもずは今まで会ってきた人の中で強者の中でもダントツでやばいやつと確信した


よもずは刀を構えようとすると...


オリジナル「でも残念だここで終了 目だけで周り見てみな?首は動かすなよ?じゃないと切れちまうから」


よもずは体の周りを見ると


首を囲むように6本のブレードが囲んでいた少しでも動かせば刃が刺さるところまで迫っていた


オリジナル「今回の勝負は俺の勝ちだな?よもず」

勝ち誇ったようによもずに問いかける


よもずはフフッと笑い答える


よもず「そうじゃな!この勝負わしの勝ちじゃ」

と言った 次の瞬間

よもずは刀を蹴り飛ばした クルクルと回りながら高速で迫る刀


オリジナルは逃げようとするが俊敏ではないガードをする


しかしよもずの刀は無慈悲にもオリジナルの腕を簡単に切り飛ばした

異常な程の切れ味を誇っていた


ドスンと鈍い音を立て腕が落ちる


オリジナルは何が起こったか理解出来ず落ちた腕を見た

そこへ


マスター「勝負ありですね!よもずさんおめでとうございます」

何も理解出来ておらず立ちすくむオリジナルの横を通り過ぎよもずに近づく


マスター「仲間になってくれませんか?」

とよもずの目を見て質問した


よもずは


よもず「これなら仲間になっても問題ないじゃろよかろう仲間になる」

よもずはニコッと笑みを浮かべた


マスターは安心したようでホッと一息そして指を鳴らすとよもずの首元にあったブレードは地面に落ちた


マスター「ではよもずさんまずうちのBARに来てくださいそこで治療をします」


よもず「よろしく頼む腕が痛くて痛くてたまらんのじゃ...」

マスター「オリジナルさん!行きますよ!」


オリジナル「おっ...おう...」


オリジナルはまだ理解出来ず腕を持ちマスターの後に続いた


オリジナル「よもず...悪くないな...」

とボソリ一言


こうしてよもずは信賞必罰に加わった...

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