第3話 信賞必罰 面接試験
面接当日....
指定されたのはいつものBARではなくBARから少し離れた廃墟だった
そこに2人 顔にいつもと違うマスクをつけたオリジナルといつも通りのマスター
オリジナル「ほんとに来るんだろうな...えーっともずくだっけ?」
とマスターに問掛ける
マスター「もずくじゃないですよもずさんですよ。」
マスターは表情を変えず答えた
オリジナルはつまらなそうな顔をし穴の空いた屋根を見た
オリジナル「ほんとに大丈夫なんだろうな?そもそも女って...意味わかんねぇし...役に立つかもわかんねぇしよそのもずk」
???「もずくじゃないといっとろうがなんべん言わせればお主は分かるんじゃ?」
突然2人の背後から女の声が聞こえた
オリジナルはとっさに女の方に腕を向けなにかをしようとしたが...
マスター「オリジナルさん、ちゃんと来ましたね」
と言いゆっくり後ろを向いた
そこには綺麗な銀髪に着物にプリーツスカートを履き刀を腰に携帯している狐耳の半獣人だった
マスターとオリジナルはキョトンとした顔でよもずを見つめる
よもず「何をそんなに見つめておる?世に見惚れたか?」
とドヤ顔をしながら言った
マスター「いや...初めて見ましたよ...まさかほんとにじゅうじn」
オリジナル「なんだこのコスプレイヤー見てぇなやつはまさかこんな痛々しい奴がまだ生き残ってるとはまさに世も末だな」
オリジナルはボソッと言った
それを聞いたよもずは呆れ顔で溜息をついた
よもず「こすぷれいやーではないぞ正真正銘の半獣人じゃ」
オリジナルは突然笑い始めた
オリジナル「アッハハハハ!!こいつは傑作だ!!本当に半獣人と思い込んでるぜ!あはははは!!」
大爆笑するオリジナル
それをみたマスターは
マスター「それは失礼ですよ!女性に対して!失礼しましたよもずさん...??」
目の前によもずの姿はなくオリジナルはいつの間にか笑うのを止めていた
マスターがゆっくりオリジナルの方を見ると...
オリジナルの首元に刀を突き付けたよもずがいた
オリジナル「なんのつもりだ?てめぇ...」
オリジナルは目だけ動かしよもずを睨む
よもずはそんな視線を気にせず答える
よもず「口で言っても分からぬ輩は体で覚えさせるのが1番じゃからの...しかしたいしたことないの?なにが信賞必罰じゃただのゴロツキの集まりとかわらんのーつまらん世の中じゃ...」
よもずはオリジナルを挑発するように言った
オリジナル「...もういっぺん言ってみろクソアマ...」
オリジナルの何かの線が切れたように見えたよもずだが...
よもず「なんとでも言おう!ただのゴロツキ!ゴミと変わらんな!!」
次の瞬間突然よもずが持っている刀が弾き飛ばされた
クルクルと宙に舞う刀は次第に地面に突き刺さった
よもずは驚愕したそして刀に気を取られていた隙にオリジナルはよもずに拳を振り下ろしていた
よもずは感じ取った この一撃は喰らってはならないと 本能で感じた
間一髪の所で拳をかわし素早く刀の元へ移動した。
オリジナルの振り下ろした拳は地面に直撃し地面は蜘蛛の巣状にひび割れていた
よもずはとっさに刺さった刀を引き抜き構える
オリジナルは小声でマスターに言った
オリジナル「マスター離れててくれ試験を開始するもし危なくなったら例のやつを頼む...」
マスター「分かりましたよ殺さない程度でお願いしますね」
そう言うとマスターはオリジナルから離れた
よもず「お主...何ものじゃ!!」
オリジナル「そうだなお前が俺に勝ったら教えてやる勝利条件は...俺の腕片方を飛ばしてみろ」
とありえないことを言う
よもずは考える...そして
よもず「そんなの朝飯前覚悟はいいか?」
よもずの目は本気で殺りに来る目をしていた
オリジナル「いい目だ!せいぜい頑張れよ?よ?よもず」
よもず「お主こそみっともない姿を見せるでないぞ?」
オリジナルは拳を構え
よもずは刀を構えた
それを見たマスターは...
マスター「これは久々に面白そうなものが見れそうだな...!!」
1人だけとても楽しそうであった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます