第2話 信賞必罰 仲間きた!?

この日もオリジナルはBARでダラダラと飲んでいる

オリジナル「はーほんとつまらん!仕事も無いし!帰ってもやることねぇし!あーひま!!」

オリジナルはうだうだとカウンターでボヤく


マスターはそんなオリジナルを横目で見つつPCの電源を入れ、前に募集をかけたサイトの応募状況を確認している


オリジナル「マスター!そう言えば前に言ってた仲間とかどーだとかどうなったんだ?期待はしてねぇけどよー...」

カウンターにダラーっと項垂れる


マスター「そうですねぇ...いくら物好きでもさすがに...ん?」

マスターの握っているマウスが動きを止めた


オリジナルは項垂れながら横目でマスターを見る

オリジナル「あー?どうしたー?早速アカウントとBANしたかー?当たり前だよなーこんな危ない仕事そもそも来るわけねぇし?まぁ面接で来るとか言って逮捕させようとしてくるポリ公共かもしれんしー?」

皮肉まじりにマスターに言った


マスターは少し驚いた様子でオリジナルに答えた

マスター「警察達の目に止まるところに募集は出しませんよそこら辺は安心してください」

マスター「そんなことより...仲間になりたいと言う人が来ましたよ」

とオリジナルに言った


オリジナルはそれを聞くとガバッと起き上がった

瞬間椅子もろともオリジナルが後ろに倒れる

オリジナルは地面に頭を打ち付けた


頭を抱え床にゴロゴロと転げ回る

声にならない声を出しながらゴロゴロと...


そんなオリジナルを見てマスターは溜息をつきオリジナルの手を持ち起き上がらせた

そしてマスターはオリジナルにPCの画面を見せる


マスター「ほら!ここに...」

オリジナルは目を光らせPCを見る


マスターはそんなオリジナルを見て思った

この人...仲間ほしかったんだ...あんな態度取っといて実は気にしてたんだな...と


オリジナル「えーっと?名前は...よもず?」

オリジナルは画面の下の方を見て驚愕した


オリジナル「...女!?女なのか!?」


オリジナルはとぼとぼとPCから離れ椅子を戻し座った


マスター「なにか問題でも?仲間じゃないですか」


オリジナルは再びカウンターに項垂れる

オリジナル「女もこんな世界に来たがるなんて物好きだよなーでもこの世界はそんなに甘くねぇし..,不採用だな」


マスター「メール送信!よし!」

マスターはオリジナルを無視して面接に来るようにメールを送った


オリジナルはマスターを睨む

オリジナル「おい!俺は不採用って!」

再び椅子から立ち上がろうとすると また椅子ごと後ろに倒れた


また頭を抱え床をゴロゴロと...


マスターはまた溜息をつきオリジナルに言った


マスター「採用担当は私ですよとりあえずあってみましょうね!」

オリジナルは痛さで声が出ない


マスター「さぁてどんな子かな...半分獣人とはね...世も末だよ よもず...さんか...」


所代わりあるビルの屋上 メールを確認し携帯をポッケにしまう狐耳に尻尾和服が月明かりに照らされる...髪は銀色...美しい髪がキラキラと輝く

ボソッと呟く


???「さぁて楽しくなるとよいな...フフッ...」


そう言うと屋上の出入口に消えていった

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