信賞必罰は世の常

クマさん

第1話 信賞必罰は世の常

現代から少し先を行った近未来

世界は発展を遂げ、急成長していく...


人は喜び生活は豊かに...


男「ってねぇじゃんよ」

そう言いテーブルにコップをドンッと置く一人の男


ここは急成長に乗り遅れた地域の片隅にある1件のBAR

周囲の建物はボロボロ電気もろくに通っておらず真っ暗な夜道 建物の明かりなど数える程しかない


男「マスターもどう思う!?なにがしあわせなの?!」


男はそう言うとマスターを睨む

マスター「ですねぇ...聞こえだけはいい世の中ですよね」

と呆れたように答えた


マスターはそんな男を見て質問した

そういえば オリジナルさんお仕事は順調ですか?

男の名前は オリジナル 黒の服を基調とし顔はフードを深く被り見えないようにしている

体格は大柄 クマみたいである


オリジナル「仕事ー?ぼちぼちかなー...あっマスターおかわりー」


オリジナルはマスターにぶっきらぼうに答えコップを渡す


マスター「はいはい まぁこのご時世オリジナルさんに頼まれる仕事なんて犬の散歩か消して欲しい人がいるくらいですよね」

マスターはコップに飲み物を注ぎながら言った


オリジナルはそれを聞くとため息を着き答える

オリジナル「犬の散歩の方がよっぽど楽でいいわ...最近くだらない仕事が多くてね1人じゃやってらんねぇのー」

そう言うとコップを受け取り飲み始める


マスターはそれを聞くと

マスター「そうなんですか...だったら仲間を募集してみてはいかがですか?1人だと限界があるでしょう?この際ですしどうですか?」

と提案してみる


オリジナルはそれを聞くがそっぽを向く

オリジナル「それができたら苦労はないっつーのそれに変なのが来るのはもっとやだね」

と言い意見を受け入れようとしない


マスターがさらに言う

マスター「なら私が仲介しましょうか?貴方との付き合いが長い私ならきっといい人を選べますよ?」

と意気揚々と言う


オリジナルは...


オリジナル「そーかよ ならやってみればー?」

と乗り気な様子ではない


そんなオリジナルを無視しマスターはPCの電源を入れた...


そしてあるサイトに入り募集をかけた


チーム名 「信賞必罰」

この世の闇に罰を与え 正しい者に賞賛を与えるそんな夢のある仕事をしませんか??



マスター「さぁどうなるかな...」

ニヤリと笑みを浮かべPCを閉じた......

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