第18話 YMO再生と再結成

センセーショナルなYMOの活動時期は1978年-1983年になります。所謂散開時期も体験した筈なのですが、あまり印象に無いというか、そう音楽番組殆ど出ていませんでしたからね。学生の認識はそんな感じですか。


散開その後も、友人宅でYMOを繰り返し聞く事になるのですが、どちらかと言うとニューウェーブ系の曲の音色が好きであったり、そうはYMOにのめり込まなかったなと。


YMOもやはり時代のバンドかと思われたいつか、1993年にYMO再生(表記はYMOに×印)が唐突に出現します。当時は社会人で東京にいたのですけど、CDは買えど、東京ドームには行かなかった、未だのライトユーザーです。


1993年ともなると、セカンド・サマー・オブ・ラブも定着し、テクノは新たな局面を迎えています。その中でのアルバム「テクノドン」の発売ですが、レビューがかなり辛辣でした。


そうかな、私としては聞き易くなったなでしたけど…キーボードスペシャルの特集はもうそれはバッシングです。YMOぽくないが皆の主旨でしたかね。あとは、バンド再結成格好良く無い風潮も相まってそれっだったかもと。


確かに「テクノドン」は、KORG 01/Wを始めとするPCMシンセ大目のサンプリング積極活用で、スイートな感じでは有りますけど、本当そこまで批評されるかなと。

現にテクノドン発表程なくしてオービタルの「Orbital 2」が発売されるのですが、ほぼYMO再生の構成感で、そこから何故か皆閉口してしまっては、何となくテクノドン有りじゃないに転じたりと。新世代のテクノとして辿り着くべき姿であったのに、批評は早かったのではとも。


そして、YMO再生あればこその、再結成ブームへの弾みですけど、どうしてこんなに辛口だったのでしょうね。コンセプト有りきのアルバムになれば、どうしても質感変えざるえないのにですけど。まあこの辛口批評を乗り越えてこその、各バンド再結成しても良いんじゃない風潮に漸くなった訳です。


いや、再結成は音楽界隈の停滞招くのではの懸念も充分に有りましょう。しかしそこはYMO再生の東京ドームで払拭しております。むしろ東京ドームでテクノなんてPA的にもパワーアップしてる訳です。



そのYMOの公式動画はですけど、アルファレコードから東芝EMIに移籍、そこから最近のエイベックスのレーベルcommmonsに席を置くのですが…どこにも無いです。教授的にそれで良いのでしょうか。

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