番外編.4 ライブハウスの中心で裏拍でハイを叫ぶ (ENDS発/SOFT BALLET着)
アイドルのライブにて、やや顕著ですが、何時から日本人は、スタンドより裏拍でハイを叫ぶ様になったのでしょうね。
自分語りをしますと、それは2001年5月5日はENDSの対バンライブ(注.1)で有りました。(ここ、対バンライブ何度かあったのですけど、多分5月5日であろうと)
その日は偶然にもライブ情報を雑誌ぴあで捲り当て、久し振りの遠藤遼一かと、ただ逸り、当日券で新宿LOFTに入りました。
まあ、対バン頑張ってるなと思いつつ、早く出て来い遠藤遼一の一心でした。
そして回って来たラストのENDS、お香の香りが立ち込める中ライブスタート。しかし思いの外、ノリがです、女子95%でしたし、まあ鑑賞の方が多かったみたいです。
しかし、2曲目の「BARMY(注.2)」で、私やってしまいました。すいません、つい理性が吹き飛び、サビのコーラスの裏拍のハイを一緒に、私ともう一人の男子が叫んで煽ってしまいました。
まあ、女子95%がかなり引きましたけど、ライブはそこそこ盛り上がり終了です。今更のこの場で恐縮ですが、本当お邪魔しました。
帰宅後、反省しながらも、当時のENDSのBBSを周回してみたのですが、裏拍のハイは悪評ではなく「男子そこそこやるでしょう」の雰囲気で、SOFT BALLETファンは心底優しいなとグッと来ました。ここ今もですね。
その充実感のまま翌日の日比谷公園の小音楽堂に遠藤さんの無料野外小ライブに行ったなと。何かえらく得した気分でした。
今やどの公演か今や曖昧なのですけど、対バン5月度翌日連休の日曜日であったとは思います。時期的にベストアルバム「MAGIC YEARS」発売前のプロモーションを兼ねてだったかもですけど、MCで咄嗟に遠藤氏が良かったら来て下さいの告知だったので、まあ歌い足りなかったかな、それとも盛り上がって嬉し過ぎてもかなも、真意は不明ですけど上機嫌は察して余りありました。
翌日の無料野外小ライブは、5月の確か過ぎるほど麗かな日曜昼に日比谷公園の小音楽堂で、遠藤さんとアコギとパーカッション位の無料野外小ライブを行いました。観客は98%は女子でやや肩身が狭くても、二日続けてENDSを見れる多幸感で一杯です。観客は100名強程も遠藤氏は上機嫌のままに、全部で3・4曲程歌いました。
遠藤氏の上機嫌を受けてか、その日比谷公園の小音楽堂では、打って変わってほぼ女子皆盛り上げ様な雰囲気があって、「すべてに等しく吹きつける風のように」のリリカルでは、果敢にも女性の「そうだそうだ」のシャウトも有ったりして、ENDSのブレイク来てるな雰囲気でした。
そのブレイクは、そのままSOFT BALLET再結成に持ち込まれて、何か勿体無かったなも有ります。
日比谷公園の小音楽堂の無料野外小ライブ。商業的な制約も無く多分生涯であれ程幸せな野外ライブを過ごせた事は、良い思い出に尽きます。立ち会われた方そうですよね。恐らくその思い、きっちり遠藤氏にも届いている筈です。
そうこうで時間が過ぎて行き、SOFT BALLETが2002年に再起動し、NHKの公開音楽番組ポップジャムで「Merchendiver (Super Bloom Mix)」を演奏するのですが、その観客席の有志のイントロ掛け声が、裏拍でハイなのですよね。これは調子に乗っても正解だったなのかなとも、ただ感慨一入です。
そして、漸く本題に帰りますけど、裏拍でハイは何時からなのか。
今や、AKB、モー娘。、そしてアイドル全般に至り、むむ長渕剛もなのか。
必死に記憶辿ると、1990年代の旧TPDのライブでも見た記憶はあるけど、そこは全編延々では無いし。誰が発祥なのか、今後も研究を続けます。
まあですね、皆で裏拍でハイで言うのは、リズム感そこそこあれば意外や容易いですからね。乗り遅れる事無いですし。
だがしかし、それ故に作り手は、跳ねたリズムを排し、グリッド正確でスクエアな楽曲作りに徹しなければなりません。
結果としてマンネリ感を産みかねなく、下手すればアイドルブーム一気に終わりかねないかなとも思います。
それでも、未だスタンドの中心から裏拍でハイを叫びますか?
ENDSの対バンライブ(注.1)
対バンライブは参加しただけで2回、webの記述では3回程みたいです。
対バンはもうカオスに付きます。何れも大トリのENDSの圧勝か…ではなく、いましたENDSと言うべきか遠藤遼一そのものを大食いしたロマンポルシェ!掟ポルシェ!
もう何て事してくれるんですか、SNSのSB同輩の方曰くbody to bodyのカバーもしたそうですが、それより、あのロマンポルシェのテーマが今もこびりついてそこ朧です。SBでも突き抜けなかったニューウェーブどストライクが観客を食います。そのあんまりさに皆良い意味呆れかえっては遠藤さんを食ってしまったしかなく。あのやっちまった空気は今も戦慄です。
幕間にキュレーター役で遠藤氏が舞台に現れど真面目ど真摯にありがとうで締めましたけど、ひしと伝わってますよ遠藤氏の秘めた闘争心がメラと。
そうこうの対バンの集会で、ENDSの観客は明らかにSOFT BALLET知らない若過ぎる世代が半分はいたのですよね。対バンシリーズは続けるべきでしたね。なんてまるでENDSが終了してしまった言い方はよく有りませんね。そこからENDSでしか出せない我が道路線も頑強になったかもは、現在進行形として気長にお持ちしてます。
BARMY(注.2)
「BARMY」はENDSの「ADVENTURE 48」アルバム曲。
ソロアルバム5枚目にして遠藤遼一開眼と言うべきでしょうか。元PINKの岡野ハジメ氏がプロデュースに入った事で、ナイーブなクラシックロックが本来の荒ぶりへと顕在化します。
尚、岡野ハジメ氏繋がりで、同時期のL'Arc〜en〜Cielのアルバム「REAL」のthanksに遠藤遼一かのクレジットあるも、どのような経緯で参加したかは謎。
これままあるんですよね。レーベル跨いだ時とかの関係で、がっつり絡んでいてもクレジット出来ないって。遠藤遼一だったらコーラスなのかなとも。
まあ、改めてネット検索したら「get out from the shell -asian version-」らしいけど真意は不明と言う事で。
ただです。曲調とは明らかにかけ離れている「-asian version-」の表記なのですが、成る程なと思う事が有ります。同時期のENDSのシングル「すべてに等しく吹きつける風のように」のB面に「ASIAN BABY」という曲があります。多分この収録時期にコーラス受け持ったから、meny thanksの意なのかとも。
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