ラルクと言うべきか、所属するソニー全般に言えるのですが、本当ピッチが安定していますよね。その最も足るがラルクであったりします。

ギターに有りがちな微妙なフラット感も無いですし、ドラムにしても何かピッチが揃わないなも有りません。勿論hydeのボーカルもナチュラルで聞き易いです。

これは高い楽器使ってるからでしょうに落ち着くでしょうけど、いやそれは、高い楽器でも出力高過ぎて外れは有りますし、かなり腐心した結果と思われます。

それではピッチ安定の契機はと言うと。1999年7月に２枚同時にCD発売された『ark』『ray』（注.1）に他ならないかなと。

とは言え『ark』『ray』に至るまでの過程も一入です。収録曲であるシングル「DIVE TO BLUE」、そして「HONEY」「花葬」「浸食〜lose control〜」のシングルCD3枚同時発売、以降も「snow drop」「forbidden lover」「HEAVEN'S DRIVE」「Pieces」に至っての『ark』『ray』収録です。またアルバム発売後でも「Driver's High」「LOVE FLIES」「NEO UNIVERSE」をシングルカットしています。

何と言うべきか、勢いは勿論ですが、熟考の果ての帰結が、ピッチ安定なのかなと思います。

現にどの再生音響機材、テレビ・ラジオ・街角スピーカー・カーステ・CDプレーヤー・iTunesでも安定してすんなり聞けます。それはポップ感有りきなのではもありましょうが、ラルクは確実にロックですしね。

しかし、案にロックのカテゴリーに収めて良いかとそれも悩むところです。そう、聞けば聞く程に恐るべき音の定位を発明しています。yukihiroのバスドラムより下の音域に、tetsuyaのベース音が鳴っています。

当時の一部のBBSではどうかしてるの声もあったり、海外でもただ唸ってるの声が有りました。

そんなの音楽のセオリーじゃないのに、何故売れるかと言うと、普通の外部スピーカーでも聞くと、ちゃんとベースの音がくぐもる事無く聞こえるのですよ。謎と言うか、魔法のミキシングですよね。

その功労者と言うべき方は、元PINKのベースでプロデューサーとして入った岡野ハジメの手腕が大きいかなと思います。

元PINKって、岡野ハジメって、となると話は昭和末期まで戻り、元祖スーパーテクニックバンドのPINKの話になりますね。

有りがちなネーミングなのですが、それ以外当てはまる言葉が無いです。

スマッシュヒットのCMタイアップ曲「KEEP YOUR VIEW」はあるものの、アルバム中心及びライブの活動が多く知る人ぞ知るになります。

そんなにPINKは伝説のバンドなのかと言うと…動画サイト検索すれば、公式では無いものの見れます。そこで改めて驚愕します。この楽曲そのままラルク歌えるじゃないと。

これは似ているとか似ていないとかの問題ではなく、音楽面でのケアであったり、テーマを無制限に内包に出来る故です。

もし私が巨額の富を持っていたなら、L'Arc〜en〜CielとPINKの合同ライブを興行するでしょうね。この世界観を継承出来るバンドを触発する為にも、どなたか企画上げて貰えませんかね。

最期の動画は、『ark』『ray』のシングル曲で終りたいと思います。

と、思ったらyoutubeに公式チャンネルが有りません。ケーブルテレビでは定期的にMV特集あるのに、何故と思いますけど…著作権管理がどうしても気になるなら日本国内限定閲覧にすべきとも。いや、それも不公平な気がしますけど、何か良い方法有りませんでしょうか。

だがしかしの追記です。2019/10/23にYouTube公式チャンネルデビューしました！

そこで念願のMVタイトルリストです。

■【公式】L'Arc～en～Ciel「花葬」-Music Clip- https://youtu.be/_erGU8VYKuE @YouTubeより

■【公式】L'Arc～en～Ciel「Driver's High」-Music Clip- https://youtu.be/bzuuxp7dsxQ @YouTubeより

■【公式】L'Arc～en～Ciel「浸食 -lose control-」-Music Clip- https://youtu.be/w_AvHKcMqH4 @YouTubeより

■【公式】L'Arc～en～Ciel「HONEY」-Music Clip- https://youtu.be/WmM-KTcG3QY @YouTubeより

そこから、日々を経てのライブMVも有ります。

■【公式】Driver’s High [L'Arc-en-Ciel LIVE 2015 L’ArCASINO] https://youtu.be/Z8AOKs2jk_k @YouTubeより

もう出来上がっている楽曲なのに、ライブのグルーブで足し算引き算する事で、控えめなエレメンツもなパートも野外ステージで聞こえると言う、超絶な展開を見せています。

『ark』『ray』（注.1）

発売日その日、仕事終りのやや深夜のトクジロー浦安店で『ark』『ray』のCDを買いました。そうしたら何故かくじを引けて、１枚だったか２枚だったかですが、ラルク謹製の迷彩のペットボトルホルダーが当たった訳です。まあジョギングのお供で長らく使っても、結構頑丈で、ビニールが割れる事も無く、どこかの段ボールに入っているんだろうなと。100均以前のノベルティグッズは結構がっちりですね。