街~今日も夜がやってくる

作者 まきや

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★★★ Excellent!!!

夜の街を歩く「私」は、そのほかと異なった視点から「街」を見守っているかのよう。

やがて空が白み出した頃、「私」は去り行き、また新しい今日がはじまる。

そんな当たり前のひとこま。日常。それがこの方の手にかかれば、美しく仄かな光を伴い出し、かけがえのない奇跡に変わる。

まさしく魔法の紡ぎ手だと思います。

短いからこそ奥行がとても深く、読後感が爽やか。

素晴らしい物語です。

あなたもぜひ、「私」と一緒に、夜の街を散歩しませんか?

★★★ Excellent!!!

正に純文学の醍醐味を短編に詰めたような、楽しい作品です。何かあるだろうと最後まで読んで正解でした。
地の文が少ないにも関わらず、情景が頭に浮かぶ上手さも凄いと思いました。端的に言葉を繋いでいるだけなのに、必要以上の情報を読者に与えない。なのでとても読みやすく、読了後は爽やかな気持ちになりました。
良作を読ませて頂き有難う御座いました。

★★★ Excellent!!!

「街」という存在を、上から下から斜めから、いろいろな角度で「ある生き物」の目線で語られています。

その存在特有の視点であることが最後にわかり、深く納得いたしました。

それにしても、ベンチの長さについて考えたことなどなかったので、目から鱗が落ちた気分でした!