第4話 学校1
僕は退院して、学校という場所にいくことになった。メイに聞くと勉強したり、友達と遊んだりするとこらしい。まぁどっちにしろ退屈なものだ。そして僕は、アパートと言われる。家に独り暮らしで住んでいた。カケルの両親は二人とも早くに他界しており、カケルは母方の叔母に面倒を見られていたらしい。叔母と会ったことはないが、メイいわくとても忙しい人で世界中を飛び回っているらしくなかなか日本にはかえって来ないらしい。そんなことより、僕は今日上機嫌だ。学校、人がたくさんいる場所どんな人間がいるのか楽しみだ。するとインターホンがなった
「カケル!おはよう、支度は終わってる?」
「アァ、今終わったところダ」
「よーし学校に行こう!」 風が気持ちいい、近くには海があり塩の香りがし、さざ波の音がまた心地よい。そしてこの女さえいなければ、もっとよいのだが。 「カケル、学校に着いたら必ず挨拶する事、後笑顔も忘れないで、お弁当はしっかり持ってきた?」 全くそそっかしいやつだ。そんなもの人間ならば常識だろう。ハァーはやく着かないかなー。そんなことを考えていると自分と同じ服装の人が集まってきた。どうやら生徒らしい、もうすぐ学校に着くのか。デカイこれが学校と言うものか、まるで病院みたいだ。 ゾッ! 不意にゾッとした。これはなんなんだ?クッ、頭が痛い 「カケル大丈夫?」 「大丈夫ダ」 ふー、とにかくおさまった。一体なんだったのだろうか?まぁそれは置いておいて、クラスに向かうか。靴を脱ぎ廊下を歩いてる途中、廊下に馬鹿デカイ声が響いた 「よぉー!カケル!大丈夫だったのか!」
うるさい、誰だこいつは?見たところ、かなり背が高い、髪はなんだこれ赤色じゃねーか。「もー、相変わらずうるさいよ橘君!」
「ヘヘッ、ワリイ久々の親友との再会にウレシくてよ。」
嘘だろカケル君、君の回りには変なやつが多すぎるだろ。
すると反対側の廊下がまた賑やかになっている。今度はなんだ?つい身構えてしまう。こちらに、金髪のロングヘアーの女が歩いてるきた。そして彼女は凛とした声で言う 「おはよう、岸本君」
えっそれだけ?なんなんだ。するとメイに叩かれた。
「カケル!挨拶して、この人は生徒会長の神谷=ジェシカ=凛さん、私たちの1つ上の学園で先輩だよ」 解説ありがとう、とにかく挨拶すればいいんだな、おはようといいかけた時朝と同じ感じがした。クッ!?頭が痛い!一体誰ださっきからこんなことをするやつは? 「どうした、岸本君顔色が悪いね、保健室に行ってきたらどうだい?」 「大丈夫デス、それよりもう、始まると思うのでそこドイテくれマスカ?」 「そうか、ならよかった。そうだねもうすぐ朝のホームルームが始まる、教室に向かおうか」教室に着き、ホームルーム?が始まった。学校というのは、退屈な場所だ、勉強もつまらないしやる気が失われる。そんなことを思ってると、赤色が話しかけてきた 「カケル暇そうじゃね~か、飲みもん買いに行かねーか?」 そんな気分じゃないけど、まぁいいか。 「アァ、行く」 「おう!行こうぜ。」 こいつはいつもこんななのか?全くメイと同じで疲れるやつばかりだ。ちなみにメイは別のクラスで外で体育をしている。廊下を歩いてる途中生徒会長の話題になった。 「それにしてもカケル朝から、いいもん持ってるな、あんな巨乳の美人さんに話しかけられるなんてな。くそー羨ましい」 「別にそんなことナイ」 確かに大きかったが騒ぐほどではない。 「ふっ、お前にはロマンが足りていない」
なんなんだこいつは?自販機に着いた、さて何を飲もう? 「おい、たちバナ、何がうまイ?」
「あーコーラかこの新発売のスイカソーダどっちかだな。」
ふむ、どちらもうまそうだ、どちらにしようか迷うな?すると後方からまた凛とした声がした。 「やぁ、岸本君何を買おうとしてるんだい?おや、それはスイカソーダじゃないかなかなかマニアックな趣味をしてるんだね。ちなみに私のおすすめはお茶だ、特に爽健美茶は美味しいぞ。買って飲んでみたらどうだろう?」 「会長おはようございます。俺、橘慎吾と言います。よろしくお願いします。」 「うん、よろしくね橘君。あっそろそろ授業だでは
またね」
「ウッス!また」
「じゃあナ」
「カケル俺たちも、戻ろうぜ授業まであと3分しかねぇ。急ぐぞ」
全く本当に大変だった。それにしてもこのスイカソーダうまいな。
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