第3話 転生3
「おはようございマス。こんにちハ。こんばんハ。」 リハビリとを初めて、はや2週間が過ぎた。
最初はこんなことやってられるかと思ったが、実際にやってみると、この世界のことわかってきたし、言葉も上手く使えるようになってきた。これでこの世界の生活は苦にはなりにくいだろう。
「カケル!おはよう、どう調子は?」
来たな、今一番の悩みのたねであるこの女、全く毎日しつこくベラベラうるさくて困ったものだ。ちなみに女の名前は山代メイ、そして僕の体となっている男の名前は岸上カケル、どうやらこの二人幼なじみで小さい頃からの知り合いらしい、なのでいつも一緒にいるんだとさ。全く憎たらしいたらありゃしない。またあのまるまる太った豚みたいな人間から聞いたが岸上カケルは、今この世界で流行っている、病に侵されいたらしい、その病というのが致死率100%でかかったら絶対助からない不治の病
アメドラ病
アメドラ病とはドラゴンのような形をしたアメーバにんげんの脳を蝕む病だ。最初は気づかないがどんどん痛みが大きくなり、やがて高熱、嘔吐、体の麻痺っといった症状がでる。そしてわずか数週間足らずで息絶えてしまう。恐ろしい病だ。もともとアメーバは人の体に入り込まない限り害はないらしいが、なんとこのアメーバウイルスを持っている新生物が発見されたらしい、その名も竜蚊、竜のような格好をした蚊だ。まだ世界では少ししか発見されていない、しかしたまたまその竜蚊を捕まえた学者が調べた所によると、少ししかいないようだ繁殖機能がないため、人工的に作られたものと考えられているようだ。カケルはこの竜蚊に刺されたことにより生死の境にいた。そこに俺の魂がやってきて、今の状態にいたるわけか、全くなんて可哀想な奴なんだ。まぁこの世界のことを知れたし、そろそろこの場所からおさらばしたいのだが。ハァー後2週間か長いな 「カケル君、そろそろ君を退院させてあげようと思うんだけどいいかな?」 不意の言葉に耳を疑った 「なぜダ?」
「君の回復力は異常なもので、もう病院にいる必要がないくらい、回復している。まだ言葉が片言なのは気になるが、私生活にも問題ない。」 なるほど、さすが先生わかってるじゃないか、そうだこんなちんけな場所から早く解放してくれ!頼む!
「先生!カケルは退院しても本当に大丈夫なんですか?」 「うん!大丈夫だ、明日に午後でも退院させようと思っている。」 「そうですか、ならよかった!カケル明日5時ぐらいに迎えに来るね!」 「あァたのム!」
こうして僕は退院し、本当の人間界をしることになる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます