応援コメント

最終話 エピローグ④」への応援コメント

  • ハクと主人公の関係や、然とはじめの関係など、人間関係に対する面白味が増しましたね。
    やはり小説は人間関係ってのが面白さの醍醐味だと思っております。
    読みやすさと言う点でも、今までの物語より読みやすかったのかな、という印象もあります。

    苦言を呈すようで申し訳ないのですが、私は偏屈ですので、弱い点にも触れておきますね。

    私が最も感じたのは、どうしてもその戦闘の多さでしょうか。
    文章量を増やすためなのかも知れませんが、どうしてもザコ敵との戦闘というのが目立ちますね。そして、その戦闘自体も単調になりがちであるため、文章稼ぎのように見えてしまうのも問題かも知れません。

    こういったシナリオというのはゲームであったり、仮面ライダーであったりすれば(これらは戦闘がメインに面白さを出す部分でもある)エモい展開として受け入れられやすいのですが、なかなか小説という分野では弱いエピソードであると思われます。

    小説において魅力的な戦闘というのは、勝敗に関する読み合いや逆転の一発を考える必要があり、力関係だけで勝敗がつくだけの戦闘は弱いです。つまるところ、どうしても乱発するのに向いてなかったりするわけですね。

    かくいう私も戦闘描写と言うのは苦手で、できるだけその数を減らすということを行っております。

    故に、安易に戦闘の数を増やすことで文字数を稼ぐというのは悪手であると私は考えております。

    さてはて、では、どこのような展開で文字数を増やすのかということで、どうせなんで話してしまおうと思うんですが、それはエモい展開に繋がる〝理由〟を作ることです。

    エモい展開は亜未田久志様なりにいろいろと考えているのだと思います。

    例えば親子対決や、サードが一人になっても糺と同じ道を選んだことだったり、サードが天使のようなフォルムになるのも好きです。

    これらひとつひとつをもっと掘り下げて、前のエピソードに仕込むとより物語は奥行きを増すと思われます。

    例えば親父が、どうして主人公を置いて悪の親玉のようになってしまったのか? という理由。昔は優しかったけれど、主人公の母を殺されて気がくるってしまったとか、やむを得ない同情や理解のできる理由があれば物語の深みは増します。

    他にも例えば、サードが幼い頃、天使に救われた事があるエピソードを書くことで、天使の登場を唐突にしないといなども手です(本物でなくても、持っていた天使型のストラップに命を助けられたとかでも良いですね)

    何が言いたいのかと言うと、物語には唐突なエモい展開というのも盛り上がるのですが、それに繋がる理由となるエピソードを描くことは、物語の深さを増し、エピソードが増えるために、文章量そのものを増やすことにも繋がるわけです。

    それを繰り返して登場人物を減らすことに成功すれば、ますます濃くて読みやすくて面白い物語になると思われます。

    ああ……上から目線のようになってしまって申し訳ありません。
    私はやはり感想が苦手で……私のコメントで、あまりショックを受けすぎないようにしてくださいね。

    どちらにしても、まずは書くことと言うのは大切なことで、長編の執筆お疲れさまでした!

    作者からの返信

    星浦さん、まずは最後までお読みいただきありがとうございました!

    やはり戦闘描写は単調でしたか……難しいですね。
    どうにも自分の好きなジャンルに引っ張られてしまってでも実力が追いつかないみたいな状況なのかもしれない、ちょっとした言い訳ですが。

    エモい展開についてはその通りだなと思いました。
    確かにもっとキャラの展開の掘り下げは必要な事だなと書き終わり意見をいただいて今、実感しました。

    全然、上から目線ではないので気にしていません。いつも感想ありがとうございます!

    とりあえずといった感じではありますが長編を書けました。
    重ね重ねありがとうございました!