第2話

メラミさんに精神的ダメージを食らわせられながらも私は仲間募集のポスターをつくり、貼り付ける。

メラミさんの攻撃はメ〇ミの威力ではなかった、むしろザ〇キさんだった。

命中力だけが取り柄のスライムにザ〇キをかけるとどうなるかぐらい想像がついたろうに。

不意に視界に入るメラミさんを見るたび小生意気な笑い顔が脳裏をよぎる 。

クッソ、あのヤロー絶対許さねー



貼り紙生活1日目

今日は天気がいい。

メラミさんと目が合ったので思っいっきり睨みつけてやった。(彼女は気づいてはいない、否。この私が気づかせるはずがない)


【ステータス変動】

体力2>>>>2

魔力2>>>>2

攻撃力2>>>>2

守備力2>>>>2

瞬発力2>>>>2

視力D>>>>A


視力が上がった…視力が上がった!?




貼り紙生活2日目

今日は風が強いためメガネが吹き飛ばされてしまった。

前回視力が上がった事もありキャラ付けのためだけに掛けていたので、さして影響はない。


【ステータス変動】

体力2>>>>2

魔力2>>>>2

攻撃力2>>>>2

守備力2>>>>2

瞬発力2>>>>14 【腐った眼鏡解除】

視力A>>>>A


あっ、…っておい。腐ったメガネとは一体何だ。

しかし、これは身に付けているものを全て取っ払ったら強くなるという意味ではないだろうか。

あの日以来強くなるためには何だってやってやると誓った私に躊躇いは無く、覚悟を決め自分の殻を突き破りドアを開けた。





刑務所生活1日目

「ごめんなさい…本当に申し訳ございません。こんなつもりではなかったのです。

腐ったメガネなんてものがあるから他にもそういう物があるのかと思い、後先考えずこのような行動に至ってしまいました。

誠に申し訳ございませんでした」


「いや〜、ね。そんなこと言っても刑期変わらないから、大人しく反省してろよ」


「はい…」


【公然わいせつ罪 禁固三ヶ月】

今、私は物凄く反省をしていた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る