文字餓鬼の感想ノート

こたろう

こたろう／グレート・オールド・ワン ~SHIHAISHA~

※CAUTION

・こちらの注意書きは必ず読んでください。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888092635/episodes/1177354054888097839

・自分が感想を書く時は我が身を顧みません。

・感想は独り言なのでタメ口。作者さんへ送る際は敬語を使います。

・今回の評価の辛さは【辛い】です。

【辛さレベル：甘い・普通・辛い・激辛・無制限】

─────────作品情報─────────

作品名：グレート・オールド・ワン ~SHIHAISHA~

作者名（敬称略）：こたろう

キャッチコピー：幼き魔女は旧き支配者と出会い、世界は英雄たちに託された。神話大戦、開幕

タグ：現代ファンタジー

　　　ファンタジー

　　　バトル

　　　異能

　　　クトゥルフ

　　　アクション

　　　ヒーロー

　　　ヒロイン

─────────あらすじまで読んでの感想─────────

・タイトルのあの英語は…しゃいはいしゃ…あ、支配者か。

　どうでも良いけど…英語はカタカナで、日本語は英文字表記ってどうなの？

・次はタグ…《現代ファンタジー》と《ファンタジー》は、タグがもったいない。

　タグ速報を見てほしいのと、あと、ジャンルが現代ファンタジーだから。

　尚更、《現代ファンタジー》のタグはいらない。

・ヒーローとヒロイン…は、主人公と女主人公という意味？

　ヒロインまで一緒に書いたというのは、配役のそれで合ってるよね？

　…いらなくない？個人的には別の情報がほしいな。

　今どきメインとなる男女が出ない作品はないのだし。

・正直なところ、キャッチコピーでは真新しいものは見当たらない。

　どちらかというと、好みではない部類。

　英雄という存在には愛憎しか持ち合わせていない。

　そんな存在に世界なんて託したくないというのが本音。

・【また世界の危機が訪れた】

　またかよ。お前本当によく滅びかけるな。

　というか、地球の危機じゃない分まだマシじゃん！

・【魔女ミュールとその相棒スパイク】

　スパイク…いや、なんでもない。

・うん、まあ、ツッコミどころは特に無い。

　個人的には神話対戦辺りから拒否感があるけど、本当に個人的な問題だし。

　要は、今から超越者たちによる大迷惑バトルが始まるんだろう？

─────────文章全体を見た初印象─────────

・改行や基本的なことは一通りやってるけど、純粋に段落が長いな。

・あ…あれ？この鉤括弧、もしかして半角なの？

　これは、半角（｢ ｣）じゃなくて全角（「」）！

─────────本編を読んだ感想─────────

どこまで読んだか：【#5　バルチャー！】

・冒頭から、説明が長すぎる。

・なんか、文章を読んでると少し違和感がある。

　読んで違和感があるというのは助詞あたりが怪しいんだけど…

　ぱっとみ、ちょっとわからない。

・動作の描写は全部されてる気がする…んだけど、長すぎるし読みにくい。

　初っ端からこれは拒否感が凄いな。

・うん、２話の序盤でもそうだけど、やっぱり読みにくい。

　段落が長い以前の問題で、純粋に読む時に疲れを感じる。

・イジメにあいながら勉強が順調だったのか。

　それも小中高ずっとだったのに？大したもんだ。

　どうも作為的に聞こえてしまうから気分が悪いけど。

　勉強なんかが頭に入るわけないじゃないか。

　いや、そうか、両親に恵まれてれば、少しは希望があるかもしれないな。

・バットマンは、財力があるぞ？お金こそ力だぞ？

　それに、その非情さも…やめろ、最近の映画を持ち出すな！

・というか…そうか、能力者として活動する人間たちが公然化してるんだ。

　ということは、ヒーローとヒロインは本当にそういう意味？

　…ややこしいから、ヒーロー物で良くないか？

・ミュールってまた、どこから出たのか一言もなく出てきたわ。

　途中で何か描写されてたのかと必死に探したじゃないか。

　というか、そこで怒りを覚えるのか君は。

　さっきまでは凄く冷静に対応してなかった？

　１話の魔女なんちゃらで不安とか言ってたのが奇遇に見えるほどには。

─────────総評─────────

自分評価（★５評価）：★★★☆☆

　読みにくい。

　かつ、設定説明が多すぎる。

　日本語的に読みにくい文章がちらちらと見えます。

　会話でなく、戦闘描写に力を入れている分、これは少し致命的です。

　圧倒的な文章量に一度驚いて、

　少し読もうとして、文章が読みにくいからブラウザバック。

　そうする光景が簡単に想像できます。

　先ず、最初から黙読でも良いので、声を出して読んでみましょう。

　それだけでも結構色々見えてくるはずです。

　それと、説明が多すぎます。

　省略しても良いところは省略して、なるべく会話や他の方法で自然と伝えられるようにしましょう。

　ただ、今回は自分も読むのがきつかったので詳しくは見てませんが、

　素材も悪くないし、会話では普通にキャラクターが生きてました。

　かつ、説明調の内容が多いのが問題であって、

　描写周りは何気にほぼされてました。

　もちろん、いきなりどこからか湧いてきたヒロインがあったのですが。

　まあ、色々課題はある作品だと思いますが、秘めたものは感じ取れました。

　発展途中の作品。

　そう思わせる物語です。

─────────作者さんへ─────────

　これは、いよいよ来ました！

　よっ、３年先輩です！２０１５年１２月！

　わーい先輩、おやつ頂戴！ドーナツ、めっちゃ甘いので！

　すみません、冗談です。

　プロフィールには何も書かれてませんが…。

　なんか、凄い多作してますね。

　２２作中、完結してるのが１１作。

　それも短編か、多くても１０話から１５話くらい？

　一番長いのが１７話完結ですね。

　これは、良くないですよ。

　完結させないで別のものを書きすぎると、それが癖になってしまいます。

　次回の内容が上手く書けない・興味が失せた。

　などの理由で次回を書かないというのは発展にも繋がりません。

　筆が進まないのは全ての作者がどんな作品でも通る道です。

　それでもと思いながら小説を書いてる人が完結というピリオドを打つ。

　その意味でも、これは読んでくれている読者にも失礼なことです。

　ちゃんと終わらせましょう。

　多作よりも大事なのは自分の文章と向き合うことです。

　小説というのは作者が作る文字の集まりであり、

　その文字は作者が自分の中から引きずり出すものです。

　そうやって出たものは文章の中に滲み出て、作者だけの色を見せます。

　それこそ、小説の魅力であり、作者が存在する理由です。

　どういう気持ちで小説を書いてらっしゃるのかはわかりませんが、

　もし、これからも小説を書いていくのなら、

　自分の小説に一番の読者になってください。

「面白く読んでたのに、この作者全然書かない。

　もう、これだからWeb小説は読みたくないんだよ、責任感もない。

　別のやつ書いてるようだけど、どうせそれも投げ出すんだろう？」

　とか、自分が自分自身に言いたくなるかもしれません。

　読者は作者の事情なんて知りませんからね。

　どんな事情があっても止めた以上、こう言われるのは覚悟するべきでしょう。

　そこで我々に出来るのは、ただペンを取り、文章として示すだけです。

　謝罪も、慟哭も、感謝もですね。

　だから、こたろうさん。

　折角の素材で、折角始めたものです。

　ちゃんとした形で、有終の美を遂げてください。

　そして、己の作品に、子供に恥じない作者になりましょう。

　応援しています！