なはこ
なはこ/グリムハンズ
※CAUTION
・こちらの注意書きは必ず読んでください。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888092635/episodes/1177354054888097839
・自分が感想を書く時は我が身を顧みません。
・感想は独り言なのでタメ口。作者さんへ送る際は敬語を使います。
・今回の評価の辛さは【普通】です。
【辛さレベル:甘い・普通・辛い・激辛・無制限】
─────────作品情報─────────
作品名:グリムハンズ
作者名(敬称略):なはこ
キャッチコピー:これは、物語の力を持つ異能者と、物語から生まれた怪物たちのお話。
タグ:学園
童話
ファンタジー
異能
─────────あらすじまで読んでの感想─────────
・物語の力を利用して戦う…これはまた、どっかで見たような能力だな…。
アニメ化も結構最近だよね、元はゲームだけど。
・グリムハンズ…ハンズってHands?手ってことかな?
・改稿…って、これ2017年の作品か。
それで最近まで更新を続けてると。
…更新告知、明らかに足りなくないか?
入れないほうが逆に良さそうな気もするのだが…。
・で、参考文献がグリム童話…あれ?ダークとかタグにあったっけ?
・…うん?あらすじの時点でおかしいぞ?
物語に登場する怪物が出て、物語の力を持った能力者がそれを倒すのに、
人たちが知らないって設定なの?
矮小な怪物しか出てない…ってなわけでも無いと思うけど。
最小限、その能力者たちが作った組織くらいはあるんじゃ…。
・西暦1908年?明治41年?何かあったけ、その時に。
特に、何も、なかった…よね?
・【特殊能力を持つ異能者『グリムハンズ』が現れ】
【エリカの持つグリムハンズが原因だという】
能力者=グリムハンズ、
エリカの持つもの=グリムハンズ。
…ただのミスかな?
・うん…まあ、ここまで見た感じ、内容は…
不幸に見舞われながらも健気に戦う少女の物語という感じかな。
童画はあくまでもソースでしかなく、メインはそっちの方になりそうだ。
─────────文章全体を見た初印象─────────
・おおお!綺麗!綺麗やないか!百億万点!
─────────本編を読んだ感想─────────
どこまで読んだか:【五頁:午前0時の死闘】
・最初からグロいやん…タグにダークとか入れといたほうが良くない?
・…グリムハンズが能力のように描写されてるね。
能力とそれを使うものを同じ名前で呼ぶのか…ややこしくない?
普通に能力がグリムで、使うものがグリムハンズでも良い気がするけど。
・何だろう、この二人のやり取り。
物凄くもどかしいのに理由がわかんない。
あの先生の方はわかるけど、主人公のセリフや行動に違和感がある。
・えええ…そっち?流石に弄り過ぎじゃない?
シンデレラ⇒灰かぶり姫⇒灰⇒燃えカス⇒???⇒火災
で可燃性の灰を出すという連想は流石に無理すぎやしないか?
私は普通にマッチ売りの少女だと思ったのに…。
・そうか、通常では見えないという設定か…
いや、まあ、人たちが知らないという設定があるから、そう行くしかないよね。
…でも、これ恐らく日本政府からの組織とか、何かは絶対あるとみた。
情報操作するにはどうしても個人じゃ無理だし。
現実に影響を及ぼす怪物が100年前からあったのに、何にも知らず放置は無いでしょう。
・茨姫…も、本編で姫が眠る原因は《茨》じゃなく《紡ぎ車の錘》だよね?
茨はあくまでも障害物の役割しかしてないし…。
まあ、でもこっちは納得がいく。本編と繋がってる能力だし。
・結局、エリカも手に傷を付けてそこから出る血で能力を発動する。
でも、媒介を用いずに発動するところもあるんだから、どうも本編の内容と乖離感があるような。
そもそも、これでグリムハンズが能力の名前というのもおかしくない?
・とりあえず違和感のあるところを少し掘ってみるか。
この作品が何でここまで低評価なのか気になる。
今回気になった…1話と3話だけ。
・1話。日本語の文章が読んでいておかしいところが少しある。
主人公のエリカを囲む状況も悪いし、精神的に病んでるのが目に見えている。
・【時折割り込んでくる】【運命の人、如月正太郎との出会い】
…出会いはずっと前に済ましてるんでしょう?
時折割り込んでくるというのはそういうことだよね?
・3話。細かい単語の選択、文章が読んでいておかしいところはまたある。
それ以外に気になるところは…
精々、【力を持つ者の責任】を言われて【殺してくれ】と出たくらいかな。
キャッチボールしようぜ。或いは、そんなわかんない!
的なフレーズを入れるとか。
・いや、そりゃ、ただ死にたい人間なんていないさ。
この世には、死にたくないけど死にたい人間しかいないんだ。
─────────総評─────────
自分評価(★5評価):★★★★☆
タイトルやあらすじとは裏腹に、物凄く良い作品でした。
正直、あらすじまで読んだ時はここまでのものとは全然わからなかった。
ちゃんと最初の1話から興味が惹かれる内容が展開されます。
その後に少し前準備が長かったし、戦闘シーンもあっさり終わったけど、
それでもと思うくらいには心理描写が良かったです。
このスタイルは正しく自分好みの描写です。
面白さという面では、相当な可能性を感じました。
それ故に、この評価の低さが逆に気になって上で少し細かく分析してます。
正直なところ、どこからどこまで内容を変えたのかはわからないし。
いつの時点で今の物語になったのかはわかりません。
そもそも、問題がこの後の展開にあるかも知れません。
でもとりあえず、自分が見たところの問題点を3つくらい並べたいと思います。
まず、最初に目立ったのは文章自体です。
細々とした文章が…少し妙で、気に障りました。
全部が全部そうというわけではありませんが…一部がですね。
説明もできません、それくらい些細なところです。
読点も少し多すぎる気がします。
些細なところなので、今すぐには気になりません。
でも、これが貯まり始めたら、読むのが嫌になる現象が発生すると思うんですよ。
特に理由はないけど何か疲れるとか言われたら溜まったもんじゃありません。
一度、心の中での黙読でも良いので、《声を出して》読んでみてください。
はっきりとは言えないけど、もどかしい感覚があるはずです。
…文字では流石に説明しづらい感覚なのでここはおまかせします。
2つ目は、素材ですね。
《物語の力を持つ異能者と、物語から生まれた怪物たちのお話》
と見て、最初に浮かんだやつが有名すぎて、かつタイトルも似てる。
私は、企画じゃなかったらこの作品に手を出しませんでした。
最初に浮かぶのがそのゲームだからです。
お腹いっぱいで、もう満腹だわ、という感じで忌避したでしょう。
そしてこれは、3つ目にそのまま繋がります。
タイトルはそうだとしても…残りが全然活かされてない!
個人的には1番目とこれが、この低評価の有力な原因だと思ってます。
今回、注目するべき自分の感想は本編の感想ではありません。
あらすじまで見た時の感想のところです。
私としてはグリム童話を知ってる人より知らない人が多いと思うんですよ。
そこで、グリム童話を知らないと仮定してあらすじを読んでみましょう。
…この物語がどういう雰囲気の内容かわかりますか?
辛うじて《火事で家族を亡くした》の一文が《暗いかも》オーラを出してます。
が、それまでですね。
どう見ても童画を模したはオマケで、本体は能力者バトルです。
タグも、学園/童話/ファンタジー/異能。
これに2番目に挙げたあの有名税のゲームがこの雰囲気を上乗せさせます。
あれ、グリムと付いている割に、そんなに重くは無いんですよね。
全く迷惑なやつらだぜ…。
上記のところが、低評価の原因じゃないかと推測します。
物語は良かったですよ。
ちょっとありきたりに見える素材ではあるし、実際その通りですが、
それが気にならない程の色を感じました。
後々の内容は直接読んで確認したいと思います。
─────────作者さんへ─────────
2016年2月。
小説を書き始めたのは8月で、今までずっと書いてらっしゃいます。
途中で休んだ形跡も見つかりません。
読んでる物は暗い物語やこの感想ノートのような作品が殆どですね。
ただ、作品としては明るい作品も書こうとしてるのが見えます。
でも、上がってる小説に総じて同じ問題がありますね…。
全部、タグが、少ない!
他の作品はあらすじまでしか見てませんが、この作品をここまで見た後だと…これもどこまで伝わるのか心配です。
恐らく、なはこさんはカクに全力を注いでる方のように見えます。
もちろん、企画で自分に感想を頼んだ方は皆そうなのでしょうけど…。
なはこさんは、少しカク以外を気にしてみてはいかがでしょうか。
カクヨム…いや、Web小説の一番の特徴は
《誰もが簡単に自分の小説を上げることができる》という点です。
これが何を意味するのかというと、《小説が多すぎる》ということです。
なので、読者はこの多くの作品で自分にあった作品を会いたがります。
それで先ずはジャンルで絞ります。
ジャンルで絞ったら次は、タグ検索になります。
これで読者は自分にあった作品を探し当てようとしますが、
それでもハズレが物凄く多いのが、Web小説という世界です。
なら、作者は作品をどう売るべきなのか。
タイトルとタグで目を引く。
未だに物凄く長いタイトルがそこら中にウロウロするのはそれが原因です。
ただ、カクヨムはキャッチコピーという素晴らしいものがあります。
これならタイトルにそこまで書かなくても雰囲気を出せる。
自分がカクヨムをメインに使ってるのは諸事情ありますが、一番はこのキャッチコピーがあったからです。
まあ、要は何を言いたいのかと言うとですね。
検索して、カクヨムのリスト上に出るグリムハンズの情報だけで、読者はグリムハンズを1次評価するのです。
この時点で自分のような暗い話大好きな人は去っていきます。
ダークとかシリアスとかどこにも書かれてない、学園、異能、ファンタジー。
ほのぼのとした、どたばた学園バトル物を想像するでしょう。
あらすじで怪物周りの話はちらっと出てます。
学園でサークル活動しながらわいわい楽しくやるだろうと思うでしょう。
1次評価で満足した読者はあらすじで2次評価をします。
《グリム童話》を知ってる、或いはあらすじから漂うシリアス感。
この二つの原因で、私が考えたやつと違うと思った人が去っていく。
残るのはどっちでも良いと思ったか、あらすじを読まずに押した人たち。
ただ、あらすじを見逃しても1話の時点でグロテスクなシーンが出ます。
この時点でおかしいのを気づいた、あらすじを読んでない一般人が去っていく。
…わかりますか?
こういう物語を待ち望んでいる人たちには、この作品を見つけられないんですよ。
――――ハッ、やっぱりこれが原因か!?
そうか、作品が不味いんじゃない。
それ以外が不味かった。
総評で自分が書いた、これ以外の要因も少しずつ影響はしてるでしょう。
でも今、確信しました。
これが不味いです、これが一番の問題児です。
作品から伝わるなはこさんの文章は、確かに癖が強く、何か知らないもどかしさはありました。
それでも描写は丁寧で、その表現力は素晴らしいものがあったのです。
外見と中身が一致しなかったことで、
原因を探るために、こんなにも感想が長くなってしまいましたが…。
最初から答えは出ていたのかも知れません。
先ずは外見です。タグ周りから徹底的に弄りましょう。
タグだけでもこの物語の雰囲気が伝わるように。
長々と失礼しました。
未だにツイッターをやってないのは、SNSが嫌いだからでしょうね。
なので、それはおすすめしないことにします。
自分も本当はSNSなんて好きじゃありませんし。
ただ、そうなら尚更、検索周りも念頭に置いて小説を書いてください。
作者に取って何よりも大事なのは読者です。
読者がいるから初めて、自分の物語は認められるのです。
だから、作品までの橋を作りましょう。
わかるように看板も立てて、良い作品だと宣伝しましょう。
そうすれば作品に自然に人は増えていくと思います。
今回は良い物語を読ませていただき、ありがとうございました。
時間はかかるかと思いますが、残りもゆっくり読んでいきたいと思います。
PS:なはこさん、近況ノート全然使ってない!
小説しかコメント残せないじゃんかよ!
PS2:3年先輩消してます。
間違えた!2019年だからかまた間違えた!すみません!
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