雨音雪兎

雨音雪兎/不思議な郵便屋

※CAUTION

・こちらの注意書きは必ず読んでください。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888092635/episodes/1177354054888097839

・自分が感想を書く時は我が身を顧みません。

・感想は独り言なのでタメ口。作者さんへ送る際は敬語を使います。

・今回の評価の辛さは【普通】です。

【辛さレベル:甘い・普通・辛い・激辛・無制限】


─────────作品情報─────────

作品名:不思議な郵便屋

    【短編】


作者名(敬称略):雨音雪兎


キャッチコピー:亡き人へ届けたい手紙はありますか?


タグ:手紙

   死者

   郵便

   カクヨムオンリー

   郵便職員

   短編


─────────あらすじまで読んでの感想─────────

・間違いようのないあらすじ。死者への手紙を送る内容か。


・…郵便屋って、蔑称じゃなかったっけ。

 配達員とか、さん付けしないとだと思うのだけど。


・《郵便》と《郵便職員》。…前回までならこれ突っ込まなかったのに。

 詳しい話は、お知らせのタグ速報を注目。


・あらすじ、タグ、キャッチコピーが三拍子でただ一つのテーマを説いている。

 これは、これ以上書くものもないな。


・文字数は約5000字。

 …これは、良作の予感がする。


─────────文章全体を見た初印象─────────

・改行周りは何も心配してない…他の作品で既に知ってる作者さんだし。

 いつものように、ちょっと改行の仕方が独特だけど、見にくくはない。


・ああ…最後で手紙ということで改行をこうしたのか。

 …まあ、これはしょうがないかもな。


・字下げに漏れがある。1箇所。1話だけ。

 …物語的に、これ指摘するためにコメントは無粋に見えたのでこっちに。


─────────本編を読んだ感想─────────

どこまで読んだか:【最終話 『雪国からの手紙4』】


・何でこんな物が日本にしかないという設定なんや…。

 海外からのも書かれてるってのはそういうことなんだろう?


・1話1話の文字数が凄く少ないから、一気読みしちゃったよ…。

 ただ、これ結局死んだ方が成仏してると意味が無いということか。

 …それは、それでどうなのかな…。


・物語としては凄くよかった。

 伝えたい言葉はちゃんと伝わるし、何よりもわかりやすい。

 短いけど、だからこそ良いのだとも思う。


・何でこんなにピンポイントに伝わってくるのか。

 やはり、欲張らずにちゃんと一つの話に全部を埋め込んだからだろうな。

 ある意味、短編っていうものの教科書のようにも思える。


・でも…そうだな。凄くよかったんだけど…二番煎じ感があるのは否めないな…。


─────────総評─────────

自分評価(★5評価):★★★★☆


 作品は凄くよかったです。

 もう、上にもずっと載せていますが、ほぼほぼ褒め言葉です。


 伝えたい内容と言葉がはっきり伝わる短編でした。

 コンテストにも参加中ですし、どのような作品が参加してるかは勉強不足ですが、読者選考は抜けられるのではないかとも思います。


 死者への手紙。

 死んだ人へ思いを伝えたい。

 忘れる度にやってくるような物語ですし、定番とも言えます。

 ただ一つ問題点を挙げるならば…その定番、というのが問題ですね。


 死者の物語を語るのはそう珍しいものではありません。

 それに、今作のテーマである《死者への手紙》は、

 既に似たようなテーマで作品化もされてます。

 …まあ、送る側がこれとは真逆なのですが。


 自分もそれ以外は今のところ思い浮かびませんね。

 案外、作品のメインテーマとして扱った作品は少ないのかもしれません。

 でも、こういう話が過去に存在してない、とはまた思えないんですよね。


 もし、そう言われた時、この作品だけの色は何なんだろう?

 《ノートに書けば配達員が直接、手紙を回収しに行く》くらいしか浮かびません。


 短編では描ききれないのかな…?

 そもそも、短編ってどういう風に書籍化するのだろう。

 1万字だから、短編集として出すんだろうか…?

 …って賞金だけかい。


 まあ、何か自分から言えるとしたらこれだけです。

 気持ち的には★5入れたい。

 でも、これもまた最後の一歩手前でですね。

 この作品だけの色は見つけられませんでした。


 物語として新しい、或いは斬新な素材は探すのも扱うのも難しいでしょう。

 短編となったら更に難しくなるとは思います。

 素材が被るのはそこまで問題じゃないのかも知れません。


 問題になるのは、やはりオリジナリティ。

 雨音さんだけ、不思議な郵便屋だけの色がみたい。

 そこだけクリア出来れば、優勝も夢物語ではなくなると思います。。


 今見たところ、文字数5000字しか使ってませんね。

 残りの文字数でオリジナリティを付け加えるか…。

 出来るだろうけど、ヤブヘビになる気がしなくもない。

 それくらい綺麗に終わってます。


 今回の総評は、こんな感じですね。


─────────作者さんへ─────────


 雨音さん、ちーす!

 既に色々面識もあります。

 時間問題で中々最新話に追いつけてないけど、そっちも楽しみにしてます。


 ただ、物凄く個人的な話ですが…。

 完成度として、そっちよりこっちが物凄く綺麗です。

 今のところ、比べられないくらいにですね。


 文句の付け所があまりありません。

 読者選考は余裕でクリアするだろうとも思います。


 今回改めて色々プロフィールとかも再度確認しましたが…

 まさかの2年先輩だった!?

 途中で1回、筆を置きましたね。

 ここ最近からまた書き始めた感じになります。


 これを見て、少し不安になったことがあります。

 実は雨音さんの新作が出たと自分宛てに告知が来た時から、

 ずっと心配してるのが一つあるのですが…。

 多作の同時連載は…あまり良くありませんよ?


 自分も、今書いているやつの次の話が中々書けない時とか、

 設定とか次作の準備とかはしてるのですが…。

 多くなるほど自分の首が絞まるし、一作に割く集中力が分散されるのもあります。

 だから、下準備はしても連載するのは終わってからにしようと思ってます。


 今の段階で公開すれば、読者さんも次の話を楽しみにしちゃいますからね。

 それで片方がおろそかになるのが嫌だったんですよ。

 …まあ、これは自分の無力が原因なのですが。


 そこだけが、心配です。

 一度、筆を置いたことがあるのを知って尚更、心配になりました。

 一緒に頑張って行きましょう。

 軌跡シリーズっつうか、ファルコム大好きな仲間でもあるじゃないですか。


 …終わってから見ると、今回は文字数少なめですね。

 こういう時もあるのでしょう。


 それでは、失礼します。

 良いものを見させてもらいました。

 また、面白い話を聞かせてくださいね。

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