２０１９年版 ルノルマン・カードに導かれし物語たちよ！

Episode１１ 滅茶苦茶風味『桃太郎物語』

Episode１１を書くにあたって、明示された５枚のカード

　１０月１７日　午前０時３７分。

　私、なずみ智子は、ルノルマン・カードを手に取りました。

　『２０１９年版　ルノルマン・カードに導かれし物語たちよ！』のEpisode１１を書くにあたって引き当てたのは、以下の５枚のカードとなります。

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１枚目：　１　騎手（キーワード：メッセージ、ニュース）

２枚目：　７　ヘビ（キーワード：裏切り、悪行）

３枚目：　３６　十字架（キーワード：運命、宿命）

４枚目：　１２　鳥（キーワード：コミュニケーション、会話）

５枚目：　１８　犬（キーワード：友情、信頼）

　今回は、前年の連載も含め初めて引くカード「７　ヘビ」が登場です。

　実物を目にするのは怖いヘビですが、小説の具材として考えるとワクワクしてしまいますね。

　それぞれのコンビネーション・リーディングの一例は、以下となります。

（引用 ）小宮ベーカー純子『ルノルマン・ピケ ― 未来を描くグランタブロー』ナチュラルスピリット，2018年

　※　p.は引用したページを示す

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p.137「１　騎手」+「３６　十字架」=　運命的なニュース、心配なニュース

p.275「３６　十字架」+「７　ヘビ」=　コントロールの欠如、負担のかかる女性

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　今回のEpisode１１は、コンビネーション・リーディングによるキーワードを元にの調理というよりも、カードそのものからのインスピレーションで調理しました。

　５枚のカードのうち、「１２　鳥」と「１８　犬」より、日本昔話のとっても有名な”あの男子”を連想せずにはいられませんでした。

　ここで、”猿”のカードが出てきたら、彼のお供たちは揃うこととなったのですが、ルノルマン・カードには猿のカードはありません。

　そう、Episode１１は『桃太郎物語』です。

　それも、なずみが調理した滅茶苦茶風味な『桃太郎物語』となります。

　世界観がちょっとだけ（？）おかしいうえに、ツッコミどころもやっぱり多々あります。

　とある老人の語りによってはじまる本編は、序破急の３話構成です。

　「序の巻」と「破の巻」は一気にアップとなりますが、最終話にあたる「急の巻」は１１月２０日（水）までにアップ予定です。

　今月も配膳が終わるまでお付き合いいただけましたら、とってもうれしいです。