『咲いた花、そして空の鳥へ捧ぐ物語』
譚月遊生季
0-0. ある小説家の独白
※あらすじ欄の注意書きを一読お願いします。
……それで、質問はなんだったかな?ㅤ吾輩がなぜ小説家を志したか……だったかね?
ふむ、実に興味深い質問だ。モノローグ中だが特別に答えようじゃないか。
「あのさ、普通の口調でよろしく」
まさかキミがボクに「普通」を説くとはね!
それはそうとして……。質問の答えはそうだな、「ある作品に魅せられたから」とでも言うべきだろうね。キミにも経験はあるだろう?
「……まあ、ね」
『咲いた花、そして空の鳥へ捧ぐ物語』……聞いたことは?
「…………待って、今思い出す。あるかも」
無理はしなくていい。マイナーな作品だからね。
その作品の「真実」を追ううちに……いつの間にやら、ボクが作る側になっていたというわけだ。
その作品の書き出しは──
「これこそが、私の目にした真実である」
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