第114話 再び



「おはよう」


「ふぁ~ぁ おはよう キキ」


「ふっふっ 本当に何もしてこなかったのね」


「何とかね まあ 本当は仲間に助けてもらったんだけどね」


「えっ 仲間」


「まあね それより 一緒にお風呂に入ろうか」


「えっ 今から」


「いいだろ キキのせいでもあるんだからね」


「えっ 何が」




俺が風呂を出して中に入ると キキは真っ赤な顔をして風呂に


体を洗ってから キキを抱きしめ


キスを


いいと聞くと


ダメっと


もう一度 キスを


そして キキを見ると


クスクスっと笑い ダメっと


おおっ もう一押しかな


って思っていたら あおいが飛びついてきて


キスを


あおいは キキの方を見て にっこりと微笑み


もう一度 キスを


そして 


あおいと


・・・








横を見ると あかりと 真っ赤な顔をしたキキが俺とあおいを見ていた


あかりが俺に抱きついてきて


キスを


そして


・・・










キキ っと呼ぶと


キキは真っ赤な顔をして無理っと


俺はキキを抱きしめて


キスを


「じゃあ 朝食にしようか」


「えっ」


キキは驚いた顔に


んっ いいのかな


「それとも」


っと 言うと


また 真っ赤な顔をして


「むり」


っと








4人で買い物をしていると ギルドの職員がやってきて 名前を登録してない奴隷はギルドで手続きをするようにと言ってきた


う~ん やはり 登録せずに連れ歩くのはまずいのか


それなら


「あおい サブル王国の王都に転移出来るかな」


あおいはコクリと頷き


俺は再び サブル王国に




城門に近づくと兵士達が俺の周りに


「英雄様 すぐにサリア様とミラベル様がこちらに来られるそうです しばらくお待ちを」


聞くと やはり 鬼族がいるので中に入れることは出来ないと


しかし 俺のことを知ってくれていた兵士が王とサリアとミラベルに連絡してくれたそうだ



俺がテーブルを出して おやつを食べていると


サリアが俺に抱きついてきた


キスをしていると


リリトが 俺に抱きつき


キスを


「リリト 貴様が裏切ったのか」


「えっ あっ キキ どうしたの」


んっ 知り合いなのかな


「貴様が裏切り 私達の計画を」


「ふっふっ 裏切ってもいいけど まだ 何も話してないわよ この英雄は興味ないみたいだし」


「それなら どうして 人族と仲良くしている」


「えっ 私は牢に入れられているよ 鍵は開いているけど 今日もサリアと買い物してたけどね」


「へぇ~ そうなんだ リリトが寂しいかと思って キキを一緒にって思って来たんだけど」


俺が言うと サリアが


「新しいお仲間なんですね キキちゃん よろしくね それと え~と あかりちゃんと あおいちゃんも 英雄様の仲間なのですか」


キキはムッとした顔をしているが あかりとあおいは コクリと頷く


「その あかりちゃんの翼は魔族の翼に似てますが あおいちゃんは天使の」


「内緒だけど 魔族と天使じゃなくて 魔王と大天使なんだって」


「ええっ」


「街に入るのはダメかな」


「いえ 英雄様の仲間なら問題ありません ただ今は街の出入りを厳重にしているので 私かミラベルが出入りに付き添う必要がありますが」


「ありがとう じゃあ そういうことだからね」


「何が そういうことですか 戻ってきたと思ったら 鬼族だけでも大騒ぎなのですよ それなのに」


「ミラベル 久しぶり」


「まったく」


「ふっふっ それでは 城に行きましょか」

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