第115話 100発100中



「魔族が退却したのは 英雄様が魔王を倒したからなんですか」


サリアが目を輝かせて聞いてきたので


「俺は何もしてないよ 強制依頼で転移したグランディオ王国では あかりとあおいと出会って仲間になっただけだよ 俺は誰とも戦ってないよ」


「鬼族のキキちゃんは どうしたんですか」


「え~と 俺の仲間にって思ったけど ふられたから それなら リリトの側がいいかなと思ってね」


「別にふってない まだ 会ったばかりでしょ」


「じゃあ いいの」


「えっ まだ ダメ」


「ふっふっ まだ なんですね」


「サリア いい」


「あの~ 私も無理です」


「えっ」


「違うんです そのあれですよ」


「んっ」


「私もですよ」


ミラベルも え~と 何


「その他にも50人くらい いますよ」


ええっ 何が


「だから キキちゃん 英雄様をよろしくお願いしますね」


「えっ」


「私もだからね」


リリトも


「えっ リリトもって ええっ でも」


「ふっふっ キキも そうなるかもよ」


「えっ ええ」


う~ん だから何


俺が考えているとあおいが俺に抱きつき 俺の上に


「ふっふっ あおいちゃんがいたね よかった」


「で 何が」


「まったく 分かるでしょ 子供ですよ あなたの」


んっ ええ そうなの


「ええ~と おめでとう ありがとうかな」


「ふっふっ ありがとうございます」


サリアがそう言って俺にキスを


そして


俺に紙を渡してきた



あっ 新しいリスト


サリアはクスクスと笑い


ミラベルは はぁ~とため息を

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