第102話 リスト



姫を この国を悪魔族から救ってくれてありがとうございます


えっ そういえば 悪魔族って何


とぼけているんですか 姫から聞きました 悪魔族から この国を救うためにいらっしゃったのでしょ


ええ~と


はぁ 悪魔族とは 邪神族がこの世界に攻めて来たときに 率いてきた10の種族の内の1つですよ

邪神の門が封印された時に この世界に取り残された 邪神族の配下の3つの種族

悪魔族 鬼族 闇族の内の1つです


そうなんだ 邪神族ねぇ 復活は2千年くらい先だよね


やっぱり 知っていたんですね 

あなたは 密かに邪神の眷属を倒しながら旅をしているんでしょ


えっ


はぁ 邪神が この世界に残していった100の眷属の内 3匹をあなたが倒したんでしょ


ええ~と 知らないけど 違う英雄じゃないのかな


まあ 秘密でしょうから これ以上聞きませんが


ミラベルが俺をじぃーと 見つめてきたけど


本当に俺は何も知らないんだけど


ミラベルは 急にクスクスと笑い出し


他の英雄様と違って名声はいらないのね っと


そして


俺を抱きしめ


キスを


名声よりも ってことでしょ


っと言って微笑み


また キスを


まあ そうだねっと俺が言うと


くすくすと笑い


俺を抱きしめ


そして


・・・














今日はサリアと2人でお出かけだ


「で どこに行くの」


「ふっふっ 邪神の眷属がいる砂漠に案内しますよ」


えっ デートじゃないの 戦は嫌なんだけど・・・


「別の所でもいいけど」


「ふっふっ 英雄様 分かっていますよ 安心して下さい」


サリアはクスクスと笑う


えっ 何が分かっているのか


「え~と ところで 邪神の眷属って何」


「ふっふっ とぼけなくてもいいですよ 秘密は守ります ちゃちゃっと倒してくださいね」


ええ~ 弱い魔物だったらいいけど 嫌な予感しかしないよ




王都の門に着くと


ミラベルと30人の兵士達が待っていた


そして


「英雄様 お供させてください」


っと 兵士達が俺に頭を下げてきた


はぁ~ 勝手に話が進んでいるのか とにかく邪神の眷属の説明をしてくれないと


俺がサリアに説明してくれ っと言うと


クスクス っと笑って 紙を渡してきた


これに説明が書いてあるのか


・・・


そこには 女性の名前と人気投票のランキングの結果が


えっ 何これ


ミラベルが俺をじぃーと見てきていたので


「これは」


っと聞くと


はぁ~ っとため息をつき そして


「王様が作成された あなたへの褒美のリストですよ」


えっ え~と 頑張ろうかな


「悪い魔物を倒すのは英雄の仕事だから頑張るよ」


俺が言うと サリアはクスクスと笑い


ミラベルは でしょうねっと言って


はぁ~と ため息を

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