第35話 2人目 3人目の仲間




危険な状況だ


追ってが来るかも知れないのに


……


毎日


……


背中に乗っている女の子も


抱っこしている女の子も


そして ちゃちゃも


甘えてくる


危険な 状況だ


逃げないといけないのに……


毎日 楽しいのだ




追っ手を心配していたが

毎晩 足止めを食らっていたが


追っ手は来なかった

あの男は脱出出来なかったのだろう



そして ついに


森を


獣族の領域を抜けることが出来た


そして 街が見えてきた



ふぅ~

これで安心だね

って思っていたら

森の方がら走って向かってくる3人の獣人が

手には剣を

しかし なんとなく 疲れ果ててるような感じが

人の領域まで追っ手来るのか……

あの男じゃなければ問題ない

まあ お得だよね


俺は幻影で作った直径2メートルの水の玉を纏い

投石紐を使って氷を放っていく

こちらにたどり着く前に2発づつ命中

俺達の目の前に着たときには

ふらふら

俺は朱殷の杖で3人を殴りつけて倒し 紐で縛った

ここから街まで連れて行くのは簡単だろう

2人の女の子には ちゃちゃと一緒に歩いてもらい

獣人3人は俺が無理矢理引っ張って行く


俺達が街に近づくと 街から馬に乗った兵士が10人向かってきた

そして街から沢山の人達が出て来ている

何かあったのかな


「ご苦労様 そしておめでとう 獣族を捕まえることに成功したようだな」


隊長らしき人が話しかけてきた


「はい 何とか上手くいきました すぐそこでも この3人が襲ってきたので捕まえました」


「すぐそこか 他には見かけなかったか」


「はい 見かけませんでした」


「そこか すまないが すぐにギルドに向かってくれ」


「はい わかりました」


兵士達は話終わるとまた 街に戻っていった


街から出てきた沢山の冒険者らしき人達が俺達のところきた

労いの声をかけてくれたが

それよりも 俺も獣族を捕まえてみせるとか言っている人が多かった

獣族狩りに行った人達が戻って来ているのか200~300人くらいの冒険者らしき人達が街から出てきた

次々に話しかけてくるので お辞儀だけしながら街に向かった


ギルドに入ると拍手が

皆 おめでとうと声をかけてくれる

俺はお辞儀をして 恥ずかしいので すぐに受付に


俺はすぐに2人の奴隷登録をお願いした

3人の男の獣人はもちろん買取してもらう

男の獣人は1人1500万エンで

奴隷の首輪をしていないので200万引かれて

1300万 3人で3900万エンになった

金欠だったので 襲ってきてくれて助かった


白髪の女の子の名前は「ばにら」

黒髪の女の子の名前は「ちょこ」

に決めた

新しい俺の仲間だ


ギルドのおじさんから

可愛い亜人を3人も連れて歩けば必ずよからぬ人達が寄ってくると言われた

そして 記録の玉を買うことを薦めてきた

魔道具でもエン道具でも1つ1千万エン

映像と音声を記録出来るそうだ

人の奴隷を無理矢理奪おうとすれば盗賊と同じなので倒しても問題ないが

相手が貴族や大商人等の可能性もある

記録の玉に記録しておけば 証拠になるそうだ

犯罪行為なら貴族だろうが王族だろうが関係ない 記録の玉に記録しておけば ギルドが守ってくれるそうだ 

但し 相手が街の領主でギルドも信用出来ないと思えば 他の街のギルドでも他の国のギルドでもいいので持ち込むように言われた

他の街のギルドに行くことを宣言すれば 誰も止めることは出来ないそうだ もちろん同行してくることは拒めないらしいが

無理矢理ひき止めたり 無理矢理捕らえようとして来たら盗賊の一味として倒しても問題ないそうだ

う~ん 濡れ衣は着せられないかも知れないけど……捕まえられて記録の玉を没収されたら……アイテムボックスに収納すれば取られないけど 殺されて終わりなような……ギルドは領主に従う必要はないので守ってくれるみたいだけど……

まあ この3人なら きっと狙われるよね

奪おうとしてくれば王だろうと倒すけどね

俺はエン道具の記録の玉を買うことにした

他にどんな玉があるのか聞くと 体力と魔力の残りを測定できる玉があったので買うことにした

ちゃちゃの剣の魔法の魔力消費が気になるし 旅でどれくらい疲れているのかがわかるなら役にたつ

エン道具の体力と魔力の測定の玉を500万エンで買う

記録の玉は10分1000エンくらいのエンを消費し 体力と魔力の測定の玉は1回100円くらいのエンを消費するそうだ


ギルドのおじさんから今回の大規模な獣族狩りの結果を教えてもらった

5つの街から向かった獣族狩りの部隊は5つとも返り討ちにあい 生き残って街に戻れたのは僅かだそうだ この街に戻れたのは3人だけ


ほとんど全滅したのか う~ん もしかして犬の獣族の街が手薄だったのは……

そういえば


この街に沢山の冒険者がいる理由を聞くと

ギルドが冒険者を募集したこともあるが

それ以上に 獣族の領域に入らなくても街の近くで獣族を捕まえるチャンスだと多くの冒険者が集まって来ているそうだ

街の防衛に国の兵士も500人増員されたと教えてくれた


うわぁっ



いきなり後ろから抱きつかれたので振り返ると

泣き顔のクレスだった

そしてイネスも抱きついてきた

なぜか ちょこも ばにらも そしてちゃちゃも


2人は俺達も死んでしまったと思っていたらしい


俺はクレスを抱きしめてキスをした


おお~とギルド内は騒がしくなり拍手が起こった


イネスともキスをすると


ブーイングが起こり


ちょこ ばにら ちゃちゃとキスをすると


大ブーイングだったよ



この街の女性と子供は3日後に南南東にあるセルリの街に避難するそうだ

俺達は明日 この街を離れるので一緒にどうって聞くと2人とも即答で一緒に行くって言ってくれた

この街は危険なので1日でも早く離れたほうがいいだろう


俺が全て荷物を収納できると言うとイネスが配達を頼んでいた商人にキャンセルに向かった

俺達とクレスは先にクレス達の店に行く

もちろん 今日はクレス達の店に泊まる


俺とクレスは用事があったので ちゃちゃにお願いして ばにらとちょこを連れて服等の必要な物を買いに行ってもらった


俺とクレスは用事を済ませることにした

……






皆 戻って来たが イネスとも用事があったので

……






皆で食事をした


疲れていたので早く眠ろうと思ったけど


ねぇ


……

……

……

……

……

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