【地の文に工夫している点はありますか? 】
どの作品でも共通してこころがけていることですが、美文や名文を書くより、基本的にスラスラ読めてひっかかりが少なく、読み手の人にイメージや情報が極力正しく伝わる文章であることは心がけています(「心がけている」レベルで終わってそうなところが私の悲しいところですが)。
読みやすいことが第一であると考えるので、改行することも行間をあけることも抵抗感は特にないです。とにかく字が多い作風なので、見た目の圧迫感は減らしたい。
本作は主人公の一人称でしたので、主人公の語彙にない言葉は使わないように工夫はしていたような……。
あと、主人公の視点はどこにあるか、何を知っていて何を知らないかは意識していたような。そのうえで情報をどの程度開陳するかで頭をなやませていたような、そんな覚えはありますね。
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