【物語に出てくる小物に工夫した点はありますか? 】

 アメリカっぽいところが舞台でしたので、小道具・大道具はアメリカナイズされたものに統一しようとしていたところはあります。


 ヒロインの愛飲するのがチェリーソーダというのは、チェリーだしときゃなんとなくアメリカっぽくなるなという雑な発想によるところが多いです。

 ――本当はチェリーコークにするべきだったのに、間違えてソーダになってしまったというミスがあったりしますが。


 ほか、アメリカっぽくしたかったのでだしたものの例を適当にあげてゆきますと――。


 本作の重要な空間である地下室。

 映画に出てくるようなスモールタウンの雑貨店。

 深夜営業のダイナー(憧れがあったのでぜひとも出したかった)。

 乾燥地帯のロードサイドぞいにある大きな給水塔。

 何かがいるかもしれないモーテル。

 高校のプロム。

 壮大な景色が見れれる赤い砂漠。

 バトントワリングのチーム。


 ――等々。


 ところで私はアメリカに行ったことがないので、どれもこれも小説とか映画とかで見聞きしたものが基になっています。リアルなアメリカこんなんじゃねえよという点まみれでしょうけれど、ロマンを優先した結果そうなったということでご容赦いただけますと幸いです。


(大体、砂漠のそばの町で洗濯物干すのはちょっと無理があると自分でも思うもん……でもロマンを優先したかった……)



 小物や小道具に関する工夫とはちょっと違いますが、「お気に入りの魔法道具があるけれどメンテナンスができなくなったからテープや接着剤で雑に補修している。なのに物理武器としても使用している」「魔法少女は記憶や魔力を失ってもバトンやステッキをあつかうことは体が覚えている。だから町を脱出するときはバトントワリングのチームに擬態する」というネタはバカバカしいなりに結構気に入っています。特に後者を思いついたとき、わたしって天才じゃないかとちょっとテンションをあげました。アホでした。

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