第92話 イザベラの提案
サリー:人間の皆さんこんばんは、ナレーターのサリーです。ドラット製薬グループの黒幕を炙り出すために動き出したイザベラさん。その第一歩としてワイヤット総裁と天界の
魔界時間18:36 宮殿女帝執務室
ダグラス:千歳サンは暫くぶりデスね♪
千歳:ええ、2週間前の会談以来ね♪今日はヘルベルト帝国女帝イザベラ・ヘルベルト陛下から何か提案があるって聞いたけど?
ダグラス:イエ〜ス!千歳サンは神聖中央銀行に一泡吹かせようとしてマスよね?
千歳:そうよ、何か秘策があるって事だけど。
ダグラス:それはデスね〜・・・お?噂をすれば来たようデスよ〜♪
イザベラ:お待たせしました。そして、はじめまして千歳さん♪
千歳:はじめまして陛下、今日は何やら私に提案があると聞きましたけど?
イザベラ:はい、千歳さんは
千歳:ええ、魔界宇宙の金融機関は全て原則的に収益の10%を異世界勇者へ支援するお金を天界宇宙中央政府へ上納しなければいけないって同じ天界の者でも
イザベラ:そう、異世界勇者が受ける福利厚生や様々な待遇、いわゆるチート能力の付与には莫大な費用がかかる。それが魔界宇宙の全金融機関から
千歳:それは私達も
イザベラ:そう、天界宇宙のバンカーが金融関連の法律に唯一異議申し立ての出来る場。それは年に2度行われる天界宇宙予算委員会、その中で1度だけ行われる14天界王様の内からランダムでお越しになる御前予算委員会です♪
千歳:確か去年は年末だったから今年は今月行われる。ですが、そのためには14 天界王様の興味を引く様なそして奴等を
倉庫に積まれた大量の段ボール箱の映像を見せるイザベラ
千歳:これは?
イザベラ:これこそが、14 天界王様の興味を引き
1枚の書類を見せるイザベラ
千歳:こ、これは⁉︎
ミナミ:天空の架け橋のネタバレになるので内容はお教え出来ません、ご容赦ください。
イザベラ:コレはまさに伝家の宝刀♪
千歳:確かに、これなら勝てます!
イザベラ:コレに喰いつき噛み付いてきた者こそ・・・
千歳:この事件の黒幕ですね?
イザベラ:ご名答♪更にここではまだ言えませんが、もう1つ秘密兵器のオマケ付きです♪
千歳:これはいつ頃こちらへ?
イザベラ:私が責任持って御前予算委員会当日にお届け出来る様にしておきますよ♪
千歳:分りました、有難うございます!
通話を切る千歳
ダグラス:あんな物いつの間に集めたのデスか?
イザベラ:敵を欺くには先ず味方から、これだけは今日までどうしても秘密裏に行う必要があったという事です♪
ダグラス:オ〜ウ、相変わらずの手際の良さデスね♪
イザベラ:褒め言葉として受けっておきます♪
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