第49話 アサギ合流

 アオイ:ゴブリアス帝国皇后アネッサ様の無事を確認した後に湯巡りをしているイザベラさん。そこに魁桜国に行ってたアサギさんが合流しました。


 魔界時間19:00 クレバスドーム温泉郷 


 浴衣姿で湯巡りをするイザベラ


 イザベラ:立ち込める湯気、硫黄の匂い、お土産屋さんに軒を連ねる温泉旅館、これぞ温泉郷よね♪


 散策中ベンチに座る隣には浴衣姿の妖狐族が先に座っていた


 イザベラ:・・・首尾はどうかしら?


 妖狐族:女帝陛下の予期していた通り、魔法少女賭博の総元締めはダストン・エンゼリウス氏でした。


 サイダーを飲むイザベラ


 イザベラ:誰かは分からないけど情報をリークしてくれたお陰で策を練るのは簡単だったわ♪


 ???:ご冗談を、その誰か分からない者に情報をのは貴女でしょう♪


 イザベラ:あら、戻ったの。魁桜国ではご苦労様だったわねアサギさん♪


 アサギ:情報無くして軍略は成さない、そう言ったのは貴女でしょう?その情報を持つ者を探すためにわざわざ黒翼の剣まで動かして。


 イザベラ:黒翼の剣とは利害が一致しただけよ。はい、貴女の分。


 冷やしたサイダーを渡すイザベラ


 アサギ:貴女は次の策を練る時はいつも温泉に行くかお風呂に入りますよね。今度は何を企んでいるのですか?


 イザベラ:あら、企むなんて人聞きが悪い♪エンゼリウス氏は誰かから脅迫メールを送りつけられて仕方なく主催者の役をやらされたって。容疑を完全否認してるのでしょう?


 アサギ:こちらに来る前に情報を集めてい際に警察関係者の知り合いから聞きました。更に詳しく聞けば送信先は未だ特定出来ていないのですが、確かにエンゼリウス氏宛に脅迫メールが送られていたそうです。


 イザベラ:なんとかそのメールがである事を掴む方法を探さないとね〜。


 アサギ:また惚けて、既にアテはあるのでしょう?


 イザベラ:もう!そういうのは分かってても言わないのが読者しちょうしゃへのマナーよ♪


 アサギ:ハイハイ。


 イザベラ:そういえば、貴女の妹さん大胆な事したわね♪


 アサギ:ええ、まさかミリアさんの国の傘下に降るって言ったかと思ったら、あんな大々的に婚約表明するなんて。


 イザベラ:でも揚羽さんの考えはあながちだと思うわ。


 アサギ:ガルガジア王国の傘下のままだったら6大魔王のガルガジア王に迷惑がかかる。ならガルガジア王国傘下から外れてアクガリタル国の傘下に降った方が得策という事ですよね?その理由はミリアさんの側近くにいればミレイさんもいるのですから安全という事。


 イザベラ:その通り♪


 アサギ:話を戻しますが、エンゼリウス氏宛の脅迫メールが自作自演とどうやって証明するのですか?


 イザベラ:それは裁判になってからのお・た・の・し・み♡






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