第42話魔王会談inゴブリアス帝国
アオイ:温泉地を堪能したイザベラさん。今回は国土争奪戦争で賭ける獲得領土の交渉に宮殿を訪れるのでした。
魔界時間14:00 クッサク宮殿内 ドリルド離宮
ヴィクター:どうだったでゴブか?温泉は。
イザベラ:見ると聞くとでは大違い、夜という事もあって幻想的で素晴らしいものでした♪
ヴィクター:それはなによりでゴブ♪さて、本題に入るでゴブよ。
イザベラ:はい。
ヴィクター:先ず貴国は我が国の何処の領土をお望みか?
イザベラ:我が国は惑星モーグレットを頂きたく。
ヴィクター:ふむ、彼処は採掘技術研究施設がある星であるな。今の貴国に必要な星でゴブな。
イザベラ:では今度はこちらから。貴国は我が国の何処の領土をお望みで?
ヴィクター:先に言った通り我が国はダークマター鉱石の鉱脈のある惑星パンドラを頂きたいでゴブ。
イザベラ:確かに彼処は手付かずのダークマター鉱石の鉱脈が眠っています。我が国の採掘技術では宝の持ち腐れ。貴国の惑星モーグレットが手に入れば話は別ですが。
ヴィクター:それは我が国が勝てば獲得領土として貰い受けても構わないという解釈で良いでゴブな?
イザベラ:はい。
ヴィクター:うむ、これで双方異存はあるまいな?
イザベラ:はい・・・あ、この国ってベルゼコレションを扱う飲食店ってあったりします?
ヴィクター:む?ベルゼコレションでゴブか?ホレルよ、そんなのあったでゴブか?
ホレル宰相:ええ、ございます。この国の名物岩盤カレーの店が確かベルゼコレションの取扱店としてベルゼブブ公爵様から指定されてます。
ヴィクター:だ、そうだ。
イザベラ:(レイブンセキュリティ社とMOZU財団の2人の総務部長の黒幕はベルゼブブ公。だとしたらあの子達もじきにこの国に来るわね♪)
ヴィクター:如何なされたでゴブか?
イザベラ:あ、いえ何でもありません。ありがとうございます。
ヴィクター:そうでゴブか?
ホレル宰相:陛下、そろそろ・・・
ヴィクター:やや!もうそんな時間でゴブか!
イザベラ:何かご予定でも?
ヴィクター:うむ、天界のローラント王国という国の特使という者が女王フィローネの親書を携えて来るらしいのでゴブよ。
イザベラ:ローラント王国⁉︎今ローラント王国と言いましたか?
ヴィクター:む?言ったでゴブが、知ってるでゴブか?
イザベラ:直接的な関わりはありませんが、間接的にでしたら。
ヴィクター:ならば同席するでゴブか?
イザベラ:あ、いえ。今直接関わると後々の展開に支障がでるので、どういう内容だったか教えていただけませんか?
ヴィクター:む?それは構わんでゴブよ。
イザベラ:ありがとうございます。
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