キャプテンフューチャーという古典SFが有りまして、その中のエピソードで、異星に不時着した際に、ほぼゼロから新しい宇宙船を創り、その星を脱出するというエピソードがありました。
主人公は万能の天才みたいな設定でしたか、スゲー!みたいな感想でしたが、やはり違和感を持ったものです。
我々の歴史でも一人の天才が歴史を動かす事が有りますが、やはり周りの人材や技術力などの環境が整っていないとそのほとんどが構想だけで終わってしまう場合もあります。レオナルド・ダ・ビンチなんかそうでは無いでしょうか?
作者からの返信
まったくもって同意です。
一つの製品が出来るまでは、その製品を動かす動作の原理だけではなく、原料調達とか製造能力とかその辺の無形のノウハウとか色々あった上でだと思うのです。一つの製品は今までの様々な技術の積み重ねの上に乗っかっている訳ですし。
その辺の様々な知識の積み重ね無視で出来上がったものだけを見て『ああ、こんなの簡単だ』と思うのは先人達の発想や努力に対してとってもおこがましい態度なのではと思うわけです。
まあこのお話はそういう高尚な考えで書いた訳ではなく、『テンプレバリバリな異世界物を書くぞ!』とパソコンに向かったのですが、様々な理由で書けなくて、『いっそのこと書けない理由を書いてやれ!』と自棄になって書いたものです。まあお話なんてものは理屈ではなく面白ければいいのですけれどね。でも魔法だからといってうろ覚えの知識で異世界で武器だの車だの簡単に作れるようなのは変だと思うのです。ぶっちゃけ鋼板一枚だって実用になるような製造方法知っているのかよ!って思ってしまう訳です。
これはまあそんな、言い訳のお話です。面接(イオナズン)のAAみたいなものです。
お読みいただき、本当にありがとうございました。
強制じゃなく、矯正かぁ。
異世界テンプレなら間違いなくあるチート能力が、ひとつもない・・どころか、元々の知識すらダメダメだったか(笑)
以前、何かで読んだ物語で、死んだ人が地獄か天国かどちらに行けるか試練(試験)を受ける、というお話しを思い出しました。
全く別物ですが、特別ってそうそうないよ!現実見なさい!って事か。
生きてる内に徳を積めば天国行けるとか聞いたことあるけど、実際は試練(修行?)とかあるかも(笑)
なんか、脱線しちゃいました(汗)
作者からの返信
>強制じゃなく、矯正かぁ。
何せ彼は公務員ですので。
何というのかな、テンプレ物語でも面白いものは面白いのですけれどね。やけに色々ホイホイ作ってしまうなとかこんな事知っているのかと思う事があるのです。知識や技術の積み重ねで色々便利な物が成り立っている事に気づいていないんじゃ無いか。もっと先人の知恵に感謝しろ!というのが第一話分のお話です。
>特別ってそうそうないよ!現実見なさい!
まあそういう事ですね。特別があるとしたら、それは特別にふさわしい人に与えられるべきでしょうし。
お読み&コメントいただき、本当にありがとうございました。