第8話7部 魔王はどこに消えた

 へいへいいほーと声がする。

 木を伐り山を拓く声だ。


「木材は今、どれほどあっても足りませんからなー」


 山間の村である。

 どこまでも続く森に、ひっそりと存在する小さな村だ。

 その村が、かつて無い活気に湧いている。


 過大なくらいの移民の流入と、大規模土木事業。

 降って湧いた巨大な需要が、金を人を集め集めて。

 村は見る間に大きくなった。


 村長の誇らしげな声が繁栄を物語っている。


「それでやっぱり。怪我人が多いでしょう、林業って」

「そうですな。自然が相手の仕事ですからな。どんだけ気をつけても月に一人は怪我しますわ。早ぅ木材をお届けするにゃ仕方ない話ですわ」


 かっかっか。

 大物っぽく笑う村長さんだけれども。

 事故は少なくて困るものでも無いんだよなぁ。


「分かっていると思いますが、安全基準はしっかり守って下さいよ。例え早く多くなったとしても、無理や怪我が増えては意味が無いんですから」

「はぁ。後から来た連中みてぇな事おっしゃるんだなぁ」

「安全帯の付け直しとかの手間をかけさえすれば、その分楽が出来ると思って下さいよ」


 はあ。とばかりに気のない返事。

 村長としては、ガンガン増産してガンガン褒められると思っていたのだろう。


 まあ、思うよな。

 高度経済成長期のお父さん達はみんなそうだった。


 脇目も振らずに駆け抜けて。

 傷や苦痛、悪い事は皆、勲章で。

 勲章を積み上げる程に繁栄する。

 そんな風に思っていた時期は誰にでもある。


 でも、そいつは色々な歪みを後回しにするだけで。

 結局後で苦労するだけである。


「そうやってくれた方が、結果的に増産も出来るんですよ。なんか、頭の偉い人が計算した結果なんで間違い無いです」

「へえ。市長様がそう言われるなら。しかしまあ。そういうもんですかねぇ」


 腕を組んで首を捻っている。

 皺だらけの顔をしかめて、うんうん唸る気持ちはまあ分かる。

 人はすぐには変われない。


「まずはこのやり方でやってみましょうや。それとも、何か異論のある人でもいますかね?」

「へえ。若衆なんかはドンドン木ぃ切って寄越した方が市長様も喜ぶだんべって言いましてなぁ」

「適当にいい加減でいいんですよ。そういうのは」

「へえ」


 若い衆か。

 件のテロリスト、アルファの現在の活動拠点として上げられたこの山村。

 アルファは見るからに奮いタイプのゴブリンで、家令さんの調べでは治療師として村に入っているという。


 怪我をした者からゆっくりと。

 毒を流し込むように。

 治療をしながらオルグする。

 そういう手段で仲間を増やしているらしい。


 怪我をしている時とかは気弱になりがちだ。

 俺も腰痛で入院していた時は、大変弱気になったもんだ。

 敵ながら、上手い手だと思う。


 まあ、その虎穴をつついてみせようと、のこのこやってきた訳だ。


「ちょっとその、若衆にも一言伝えないとダメかな。今、作業中かな?」

「へえ。そう言や、夜の衆はあんまり増産しようたぁ、言っとりませんでしたなぁ」


 この世界では、二交代制で作業をするのが一般的になっている。

 灯りの希少なこの世界、日が落ちれば作業は滞る。

 オークを初めとする夜行性種族にとっても、日の下で作業をするよりはずっと都合が良い。


 この村の夜の衆は、大半最近入った移民たちだ。

 つまり、竜皇国出身のオーク達。

 多くが『七辻の神』の封印派……と言うか、竜皇を信仰している者たちだ。


 宗派違いはオルグし辛いのか。

 はたまた、単に安全遵守で治療師の世話になっていないのか。


「ふーむ。夜担当は寝ている時間かな。労いは夕飯時にでもするかな」


 昼の夕飯=夜の朝飯である。

 食事は出来るだけ一緒にする。

 それが、連帯感を作る要因だと思う。


「それがええですな」

「それでは、それまでの間は教会に参りましょう! ご挨拶回りもしなくてはなりませんもの」


 すす、と。横に進みで出て来たのはアネイラ。

 今回の件。彼女も是非にとついてきた。

 宗派が違うと言っても、同じ神を奉じる相手だ。

 色々と思う所はあるのだろう。


「そうと決まれば参りましょうか、主殿」

「鬼とか蛇が出てくれると面白いのだがなぁ」


 それと、お供でついてきたヘリアディスとクレボルンの二人。

 というか、他のメンツは仕事があるので。

 外出先に用事が無い限り、ついてくるのはこの辺りになる。


「またトラブルばかり期待しないで下さいよ」

「自ら作り出した方が良いかな?」

「やめてください」


 まあ、そんな感じのいつもの掛け合い。


「緑の香りを感じますと。母の森を思い出しますわ」

「お母様の婚礼のお話だったかな? あれは良い。ロマンチックだと思う」

「……本当にそう思うのか?」


 山の緑に囲まれて、アネイラの機嫌も上々だ。

 やっぱり、エルフの血がそうさせるのか。


……純正エルフのクレボルンの方はと言うと。


「見飽きた。つまらん」


 酷いエルフだ。


「エンドリンめの婚礼話は。良いは良いでも景気の良い話だぞ」

「なんですかそれは」


 意味が分からない事まで言い出す始末。


「それではお話いたします。

 母には愛する小山がありました。

 小さなささやかな。しかし緑豊かな山でした。

 しかし、戦乱がその山を不毛の地へと変えてしまったのです……」


「元々、地盤が緩く栄養も乏しい山でな。エンドリンが長い時間をかけて林にしたのだが。ちょうど良く戦場になってな。一晩で焼けて丸裸よ」


「それで母は誓ったのです。この山を元の緑なす地に戻すまで、決して幸せにはならないと」


「まあ。求婚者への嫌がらせの無理難題だな。連中が苦労惨憺の果てに失敗する様がたまらぬらしい」


 綺麗なお話の横で、その裏側を赤裸々に語るのはちょっと勘弁してもらえないだろうか。


「多くの貴人がその難題に挑みましたが失敗に終わりました。しかしある時です。勇壮な将軍が母の前に現れ言いました。

 『我が妻になっていただきたい』

 母は常のように誓いの言葉を男に向けましたが、その方は一言。

 『容易い事。明日にもその山は緑なす大地に変わるだろう』

 と。そして、その言葉は果たされました」


「軍隊が出動してだな。火薬で山を吹き飛ばして。地面を均して。その上に植林をしたのだと」


「かくして誓いは果たされました。母は歓び、そしてわたしが生を受ける事となったのです」


「いつ聞いても素晴らしい話ですね。主殿」


 確かにこれは、良いは良いでも景気の良い話だ。

 列島改造論くらいには景気が良い。

 というか、それで誓いの基準はクリアなのか……。


「緑なす大地に変わった事に間違いはありませんので」

「あそこまで無茶苦茶やる馬鹿は初めてだと、ご満悦だったぞ。あやつは」


 トンチで解決嫁取り話。

 軍隊出して、トンチと言うかは疑問だけれども。

 まあ、登場人物皆が幸せだったらそれで良いか。


「理不尽に知恵と力で立ち向かう。『七辻の神』の教えに叶う事ですわ」

「理不尽。ってやつが、教えの根幹にあるのかね」


 そういえば、家令さんもそんな事を言っていた。

 世は理不尽だと。


「『七辻の神』の教えでなくとも。世の中は理不尽ですからね。彼らはそれを越えるべき神の試練と考えて立ち向かう。そういうものらしいですよ」

「理不尽はいつもここにある。それを忘れず強く生きる。それこそが我らの教えそのものなのです」

「……その理不尽を忘れさせないために。他人に理不尽を振りまくのが原理主義だと」


 そう考えると、同じ教えの解釈違いと言うのもなんとなくは分かる。

 やっている事を正当化は出来ないと思うけれども。


「分かたれたる道こそが、七辻の聖印なれば。同じ教えも解釈次第という事なのでしょうね」


 『七辻の神』の聖印は放射状に伸びた七本の線だ。

 概ね、一本の柱の上端に六方に枝が伸びたものか、もっと簡単に上端に六本の図柄が描かれた柱として描かれる。

 ぱっと見、派手めな十字架っぽくも見えるので、飾っていてあまり違和感は無い。


 ただ、枝分かれするのも上端にするか下端にするかも宗派によって分かれるらしく。

 宗派違いで立てる向きを間違えると失礼にあたるらしい。


 面倒くさい。

 それなら横向きに伸びるとかでいいんじゃないだろうか。

 それとも、右と左で宗派違いがあるのだろうか。


「さてと、ここですか。準備はよろしいですかな。主殿」


 そんなどうでも良い事を考える内に、件の教会の前までついていた。

 正面扉の上には、きらびやかに輝く聖印。

 下端の線から柱が一本伸び上がっている。


「古いところはこのような形式が多いのですよ」


 古いという事はつまり、原理主義的だと言うことだろうか。

 そういう先入観は良くないんだろうけれど。

 まあ、原理主義者が入り込んでいるのは確定なので。

 ニワトリが先かタマゴが先か。

 それが問題だ。


「やあやあ。ようこそいらっしゃいました市長さま。こちらの取りまとめをしておりますアルファと申します」


 迎え出たのはゴブリンの男。

 彼らの年齢はいまいち分からないが、禿げた頭に細すぎる手足、曲がった背中はなるほど童話の悪い小鬼そのもので。

 釣り上がった険のある眼差しが、にこやかな表情の下に隠れている。


「どうぞよろしく。お話は伺っていますよ。お忙しいようでしたらお構い無く」

「いえいえ。市長さまの為に労を惜しんではなりません。常々皆にはそう教えておりまして」

「それも『七辻の神』の教えで?」

「お恥ずかしい。封印派のお嬢様に講義出来る程のものではありませんが」


 にこやかに。

 チラチラとアネイラを横目に睨んで、アルファが言った。


 やっぱり、対抗意識みたいなものはあるのだろうか。

 まああるか。

 原理主義者とかでなくても、宗派が違えばライバル関係にはあるもんな。


「ならばご存知ではありませんか? 市長さまがどのように言われていらっしゃるかを」


 横からアネイラ。

 澄まして言う声に、わずかにトゲを混ぜるのは、やっぱり高貴な女性ならではの技なんだろう。

 こういう腹芸は俺には難しい。


 もっとこう、シンプルに。

 わかりやすく。俺はやりたい。


封印者イスラエルであらせられるとか。いやはやまったく。とてつもないお話で。まさに。まさに。神話の時代を生きているかのようで」


 アルファに迎えられ、診療所の中へと入っていく。

 並ぶベッドに怪我人達。

 確かにアネイラの診療所でも見た光景だが、しかしどこか違いもある。


 一番の違いは清潔感か。

 あちらは、一つの染みも許さぬほどの白さがあったが。

 こちらはどこか薄暗く薄汚い。

 心なしか、怪我人達の顔色も良くないように見える。


「『七辻の神』信徒とも思えぬお言葉ですね。まるで他人事のようではありませんか」

「はは。そのような事は。わしも常々皆にも申しておるのです。封印者イスラエルたる市長さまのために、一人一人の命等は惜しむべきではないとね。なあ皆の衆」


 はい。と、ベッドの上の怪我人達が応える。

 どこか条件反射的な回答。

 それにご満悦なアルファの顔。


 ちょっと内情が漏れてきた感はある。

 それじゃあこちらも、一気に攻め込みますか。


「皆も色々な話を聞いて混乱していると思う。そこで俺自身から重要な話をする。まず、君たちは疑問に思った事は無いか?」


 カッ、カッ、カッ……。

 わざと靴音を高く響かせて。

 俺はベッド一つ一つを巡り言う。


「この世界……【暴食フードファイト】が支配するこの地。そのことわりを定めたのは魔王だ。それだけは皆が知っている。知っているのはそれだけだ」


 そう。

 この世界には謎がある。


「【暴食の魔王】は一体、どこにいるのか?」


 魔王が降臨したならば、その歪めた理と力によって、自ら支配に乗り出すのが通常だ。

 無論例外は何度もあったが。

 しかし、理を変え、そのまま姿も現さないという事は今まで無い。

 そもそも、わざわざそんな事をする理由が見当たらない。


 となると、何かの理由があるのだろう。

 その理由が何か。

 それがこの世界の大きな謎だった。


「それを俺は知っている」


 空気が変わる。

 周囲の人間の目の色も変わった。

 アネイラすら。


 この事を知っているのは。

 ヘリアディスとテーダ。それにエリュアレイくらいだろう。


 ……女性ばっかだな……。

 まあいい。

 特に下心は無いし。

 無いんだったら。


「……おそらく俺は、封印者イスラエル候補ではない。候補、では」


 かぁっ、とアルファの目が見開く。

 大きな目が釣り上がり、針の先のような瞳が俺を射抜かんと睨みつけてくる。

 憎悪の形が見える程に。


 それを俺は見逃さなかった。


「我こそは封印者イスラエルにして抵抗者イスラエル罰を与えるものイスラエル

 今、ここで起きている君たちの怪我も。多くは悪しき者の仕業だ。

 故に、俺の名の元に。その悪に天罰を下す事を約束しよう」


 『罰を与えるもの』

 それが、原理主義者の逆鱗であると家令さんは言っていた。


 罰を与える側であるが故に。

 理不尽を与える側であるが故に。

 彼らは自らを被害者の上の存在であると実感出来る。


 それが。

 望まぬ生を生き。

 苦しみと不満に満ち。

 理不尽に苛まれる彼らの。

 たった一つ、縋れるものなのだと。


「どうした、アルファさん。顔色が悪いぞ」


 だからこそ。

 罰を受ける側に立つ事を、彼らは何より恐れ、嫌う。


 完璧な隠蔽をせねばならない、この瞬間でも。


「い、いえ……突然の事で驚いてしまって……」


 目を細めて見せても、愛想笑いにもなっていない。

 動揺は誰の目にも明らかだ。


「……ここでのお前の言動を調べ……」

「シャッ!」


 鈍い輝きが閃いた。

 言葉を終える間すら無い。

 アルファが刃物を手に走り込む。


 刺されて傷つく事は無い。

 それでなお、繰り出される刃を、俺は左手刀で打ち落とし。


「はぁっ!」


 右正拳を腹に打ち込む。


「よろしい」


 クレボルンのお褒めの言葉。


 目を見開いて、俺を見上げ。

 左右に視線を泳がせて。

 それから、アルファは血反吐を吐いてその場に倒れた。


「捕らえろ。死なせるな。テロリストとして、正式な裁きにかけてやるんだ」


 おそらく、それがこいつには一番応えるだろう。


 古いタイプのゴブリンは、つまりは幼少時に虐待を受けていた者だ。

 その理不尽への怒りが、彼をテロリストへと変えたのだろう。

 家令さんは、詳しい出自を教えるのは控えると言っていたが。

 おそらくはそういう事だろう。


 それは哀れな話しであるが。

 俺が彼に出来るのは。

 そういう者を出来る限り作らせない事。

 それだけだろう。


「……な……なんで?」


 のたうち回るアルファが。

 疑問と恐怖の視線で見上げる。


「何故って。そりゃあ」


 俺は拳を握って見せて。


「特別製なんだ。悪かったな」


 朝練でみっちりしごかれたもんなぁ。


「なんという事でしょう! ヘリアディス! 貴方の目に狂いは無かったという事ですね! この歓びを誰に伝えれば良いでしょうか? ああ、神よ。封印者イスラエルよ! 偉大なる竜皇陛下よ!」


 それから、歓びに震えるアネイラ。


「いやはや。知っていたとは言え、私もにわかには信じ難い。貴方にお仕え出来、まことに名誉です」


 ヘリアディスまで畏まる。


 はて?

 どういう事だろう。


「事情が分からんという顔をしているから説明してやろう。ことわりを曲げる事が出来るのは神か魔王だけだ。無論、曲げた理の中で、元の通りの事象を発揮出来るのもそやつらだけだ」

「そりゃそうでしょ」

「その中で。普通に殴って傷をつけた奴がいる。ことわりを破ってだ」


 ……え……?


「いや。それはだって……」

「そのように見えるだけだろうが、実際に殴られて倒れた者がいるからな」


 定めたことわりを破れるのは神か魔王だけ。

 【暴食の魔王】の所在は知れず。

 知っているのは俺一人。

 そして俺は、『健啖』の封印者イスラエルを自称する……。


「……あ……」


「めでたきかな! 有難きかな! 『健啖』の七つの封印イスラエル! 【暴食の魔王】! 偉大なる我らが主!」


 朗々と。

 身体を震わせ響き渡るアネイラの声。


 呆然としていた者たちも、事態を察して色めき立つ。

 何事かと、聞きつけた村人達もやってきて。

 アネイラの声を耳にして、その意を察して声を揃える。


「偉大なるかな七つの封印イスラエル!」


「有難きかな【暴食の魔王】!」


「我らが主に栄光あれ!」


 その声は山々に響き。

 どこまでも。

 どこまでも広がって。


「ちょっと。こんな事になるなんて聞いてないですよ」

「全部お前がやった事だろうが」

「クレボルンさんも同じ事出来るじゃないですか。ちょっとやって見せて下さいよ」

「我がやっても貴様の名声が上がるだけだぞ。我は上古のエルフにして七つの封印イスラエルの一人でもある。むしろ、確たる根拠とすらされてしまうであろうな」


 うわあ。

 とんでもない事になってしまったぞ。

 とんでもない事に……。


「これでアネイラも納得行っただろう? 我ら主殿の素晴らしさを」

「ええ。お側に仕える方は主さま以外におられませんわ」


 駄目だ。

 これは駄目なパターンだ。

 きっともう、これは……。


「わたし、デ・アネイラ。ふつつか者ではありますが、主さまにこの身を捧げ尽くす事。今ここに、神に誓います」


 これは……。


「良い忘れていたがな、この娘。エルフとオークの間の子でな」


 聞きたくない。

 もうこれ以上。

 厄介事は聞きたくない。


「竜皇国の前元帥。デ・ヴゥの一人娘だ」


 だから聞きたく無いって言ったじゃないか。

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