第105話 ゴブリアス皇帝入国
ユリカ:ヤッホイ!ユリカだよん♪大釜湖の湖底に空いた大穴の原因についてイザベラさんに相談しようとした矢先、首都の次元国際空港ではゴブリアス帝国皇帝ヴァクター・ゴブリアスが入国してたんよ。
魔界時間9:16 首都次元国際空港 国際線到着ゲート
???:ふむ、粉物料理の国だけあって良い香りがするでゴブな♪
ユリカ:このゴブリンキング族のオッチャンこそ、採掘技術超大国ゴブリアス帝国皇帝ヴィクター・ゴブリアスだじぇ〜!
ヴィクター:アネッサ達も共に来られたら良かったのでゴブがねぇ。
魔王秘書:アネッサ皇后陛下とアキラ皇太子殿下はどうしても外せない用事がございますから仕方ありませんよ。
ヴィクター:ま、余も仕事で来ているのだ。落ち着いたら家族水入らずで行くとしようでゴブ。さ、現場に向かうとしようか。調査隊は先行して来ているのでゴブよな?
魔王秘書:はい、今頃は現地で着々と準備を進めており陛下が来られるまで待機出来る状態にある筈ですよ。
ヴィクター:うむ。
『大釜湖』
恵:な、何だ何だ?あの連中は何なのにゃ?
シン:あれはゴブリアス帝国の国旗とゴブリアス皇家の紋章の旗ですね。
外交省に通信を繋げる朱音
朱音:ど、どないなっとんねん!ウチは何も聞いてへんで!
エドモンド:こっちも何度も繋いでんねんで、せやけど全く繋がらなかったんですわ。
ユリカ:このオッチャンはコナモン首長国連邦外交省のエドモンド・モンジャ外交大臣だよん。
エドモンド:向こうさんの話やと、ヘルベルト帝国のイザベラ女帝陛下から依頼されて来た言うてはりましたで。
朱音:なんやて⁉︎
エドモンド:ゴブリアス帝国外交省の話やと、イザベラ女帝陛下はそろそろ大釜湖の湖底で大穴が空いて困ってる頃だろうから原因調査も兼ねて助けてほしいとヴィクター皇帝陛下に依頼したそうですわ。
周囲を見渡す朱音
朱音:どっかカメラか何か仕掛けてこっちの様子伺ってるんやないやろな?的中し過ぎやで。
ユリカ:ほえ?番組撮影用のカメラなら回ってるよ?
朱音:でも最近は
ユリカ:あ、そっか・・・まさか、番組スタッフの中に?・・・そんわけないか。
???:(あ、あっぶな!バレたかと思った)
ヴィクター:これはこれは、お揃いで。調査隊も無事テントの設営が終わった様でゴブな♪・・・ん?
番組スタッフの1人に気付き歩み寄るヴィクター
ヴィクター:
???:ひ、人違いでっす!
ヴィクター:い〜や、其方の顔には見覚えがあるでゴブよ〜・・・思い出したでゴブ!イザベラ殿との魔王会談の時に側に控えていた護衛でゴブな!
???:もはやこれまで!
煙玉を使って逃げる
ヴィクター:やれやれ、別に逃げなくても良いのにな。
朱音:まぁ、なんにせよよく来てくれましたゴブリアス殿♪
ヴィクター:あとは我等に任せるでゴブ♪
ユリカ:もしかしたら皆んなの側にもいるかも知れない。信じる信じないかはあなた次第・・・な〜んてね♪
次回へ続く・・・
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