第93話 納涼祭(中編)
魔界時間17:00 首都メインストリート納涼祭会場
シン:素敵です総理♡
揚羽:わっちの浴衣姿が
クミン:セ、セクシー♡
朱音:
恵:
シン:やれやれ、この国宝級の光景に興味が無いとは情けない。
揚羽:仕方ないでありんすよ、
クミン:私なら速攻押し倒して美味しくいただくのに性的な意味で。
朱音:ホンマや、この手のタイプは美術館へデートに誘っても無反応なんやろうなぁ。
恵:お前らみたいなエロババア共と一緒にすんにゃ。
無言でラリアットをキメるシン
恵:ぐえっ!
続けて下に滑り込んでタワーブリッジをキメる揚羽
恵:ふぐおーーーっ!
そこから魔法で高く飛ばしてかかと落としをキメるクミン
恵:ほぎゃっ!
地面に叩きつけられバウンドした後トドメにパイルドライバーをキメる朱音
恵:ひでぶっ!
ミリア:もう、何やってんだか・・・ん?
空を見上げたその時赤ちゃんが降ってきてミリアの顔にくっ付く
ミリア:おぶぅ!
???:ワ〜オ!フェスティバ〜ル♪
恵:何にゃ?このベイビーは。神族みたいだけど、ミルフィーの知り合いかにゃ?
シン:このサンバ衣装の飾りに付いてる紋章、これは祭り好きの国サンバリア王国王家のものですね。という事はこの子はフランカ・サンバリア12世女王陛下の御息女、マリン・サンバリア様ではないかと。
顔から降りて小躍りするマリン
マリン:マリンはお祭り大好きデ〜ス♡
ミリア:か〜わ〜い〜い♡
しゃがんでマリンに話しかける恵
恵:お前、何処から来たのにゃ?
マリン:ニャンコデ〜ス♪ワタシ、ローラント王国に集合してここに来まシタ。
周りを見渡すマリン
マリン:おや?他の子達来てないデ〜ス。迷子デスか?しょんぼりデ〜ス。
マリンを抱き上げるミリア
ミリア:お友達はこのお姉さんが探してくれるからそれまでお姉ちゃんと一緒に屋台とか行こうか♪
マリン:イエ〜ス!マリン一緒に行くデ〜ス♡
恵:お姉さんって、お婆ちゃんの間違いじゃ・・・
恵の頭を掴んで脅すシン
シン:あまり目上の者を小馬鹿にするとこの首と胴体が永遠にサヨナラする事になりますよ?
恵:サ、サーセン!
シン:早速ローラント王国に問い合わせてみます。
場を離れるシン
揚羽:(先ずは1人脱落♪)
クミン:(あとはあの赤ちゃんをなんとかするだけね♪)
朱音:(さ〜て、コイツ等をどうやって引き離してやろうか)
恵:(とか思ってるんだろうにゃあの3人)
マリン:あれは何デスか?
ミリア:あれはお好み焼きの屋台だよ〜。
マリン:美味しいデスか?
ミリア:とっても美味しいけど、歯が生えたばかりのマリンちゃんにはまだ無理かなぁ。
マリン:オ〜ウ、それは残念デ〜ス。しょんぼりデ〜ス。
店主:らっしゃ〜い!粉物のお供にミックスジュースはいかがっスか〜!
ミリア:あっ!あれなら大丈夫だよ♪
マリン:飲みたいデ〜ス♪
ミリア:ミックスジュース2つください。
店主:あいよ〜♪
ミックスジュースを飲む2人
マリン:う〜ん!フルーティー♡
ミリア:ホントだね〜、これもしかしてシーラント諸島連合国産のフルーツ使ってますね?
店主:アンタ凄いな!魔界宇宙一果物が美味しいシーラント諸島連合国産のみを使ってるんだよ♪
ミリア:それにこのミルク、カントリア王国産の乳カールトンM3ランクね。
※M3のMはミルクランクの略称
店主:こいつぁ驚いた!ミルクランクまで当てるとはねぇ♪
マリン:ウマウマ〜♡
シン:総理、どうやらミルフィーユ様達が
ミリア:それは心配ね、何処行ったんだろう?
シン:それなんですが、イビルアイ国際天文台よりディメスティア帝国に大規模なゲートアウト反応があったそうです。
ミリア:ネネちゃんの所に?そうなると向こうは大パニックになってるかもね。
シン:早速ローラント女王陛下に各国の親御さんへ連絡して迎えに行かせるよう打診してもらいました。
ミリア:それなら一安心ね。それならマリンちゃんはお母さんが来るまで一緒にお祭り楽しもうか♪
マリン:オ〜イエ〜♪
小雪:おっ!ミリア姉ちゃん♪
ミリア:小雪ちゃん♪
後編へ続く・・・
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