第65話 総理のグルメinベジタリア

 ユリカ:ミリアさんといえばこのコーナー、ハラペコ魔王のミリアさんの本日のターゲットとなるのはどのお店かな〜?


 魔界時間17:00 惑星サラダバ


 ユリカ:小雪ちゃんを空港まで送ったミリアさん達は魔王会談のためここ、惑星サラダバに来てたよ。ここはね、野菜を中心としたグルメが楽しめる事で有名な星なんだよ〜♪


 恵:ここで明日魔王会談があるんだにゃ。


 ミリア:そうだよ〜♪


 シン:それでは明日まで自由行動となります。ここで一旦解散しましょう。


 ミリア:は〜い♪


 揚羽:で、ではわっちは旦那様と夜のデートを♡


 ミリア:(凶獣やら何やらでどっと疲れが出てきたなぁ、そう思うとなんだかお腹が・・・減った)


 ネットのガイドマップを見る揚羽


 揚羽:このサイショク港の夜景も良いし、キャロッツタワーからの眺めが最高なレストランも良いでありんすなぁ♡


 ミリア:(よし、ご飯にしよう!)


 揚羽:旦那様、何処へ行きんしょ・・・あれ?居ない?


 恵:あ〜、ミリアならあそこにゃ。


 揚羽:あ〜ん!待っておくんなまし〜‼︎


『惑星サラダバ グルメストリート』


 ミリア:(さあ、私の胃袋を満たしてくれるのは何処かなぁ?)


 揚羽:ちょっ!どこまで行くんでありんすか!


 ミリア:(サラダ専門店?今の私の胃はそんな気分じゃないと言っている!)


 揚羽:ま、待っておくんなまし〜。


 突然立ち止まるミリア


 揚羽:ちょっと待っ・・・おぶっ!


 ミリア:(野菜しゃぶしゃぶ・・・だと⁉︎これだ、私が今食べたいものはこれよ!)


 店内に入っていくミリア


 揚羽:あ〜ん!待っておくんなまし〜!


 店員:いらっしゃいませ〜!一名様ですね、こちらのお席へどうぞ〜♪


 メニューを見るミリア


 ミリア:(ふむふむ、色んな野菜をしゃぶしゃぶ出来るんだな〜・・・お?生春巻きキャベツのしゃぶしゃぶ?)


 揚羽:み、見失ったでありんす!


 ミリア:(聞いてみよう)すみませ〜ん!


 店員:は〜い!


 ミリア:この生春巻きキャベツはもしかして薄絹キャベツの事ですか?


 店員:はい、薄絹キャベツはその名が示す通り薄絹の様に柔らかく透き通った事からこの国では生春巻きの皮としても使えるのでそう呼ばれております。一度しゃぶしゃぶしていただき、そちらのお好みの野菜を巻いていただきます。 

 

 ミリア:成る程、そうやって食べるんだぁ♪確かにメニューを見るとしゃぶしゃぶに合う野菜が沢山ある。じゃあ、生春巻きキャベツを中心に一通りお願いします♪


 店員:畏まりました♪


 5分後・・・


 店員:お待たせしました、生春巻きキャベツコースでございま〜す♪


 ミリア:(さ〜て、お味のほどは〜?)


 旬の野菜を生春巻きキャベツで巻くミリア


 ミリア:(美味しい!しゃぶしゃぶした薄絹キャベツのほんのり感じる甘みに旬の野菜のしっかりした存在感のある歯応えが合う♪)


 特製ポン酢をつけて食べる


 ミリア:(ポン酢うんまっ!このポン酢はこのために作られた様なものだね〜♪)


 揚羽:どこにいるでありんすか!


 ミリア:すみませ〜ん!


 店員:は〜い!


 ミリア:このメニューにあるもの全部ください♪


 店員:えっ⁉︎全部って、相当な量ありますよ?


 ミリア:大丈夫で〜す♪


 店員:か、畏まりました!少しお時間いただきますがよろしいでしょうか?


 ミリア:は〜い♪


 15分後・・・


 店員:お、お待たせいたしました!こちらがメニュー全てになります。


 場にいた全員が二度見する


 揚羽:あ、居たであり・・・うおっ!な、何でありんすかあの量は⁉︎


 ミリア:いっただきま〜す♪


 10 分後・・・


 揚羽:僅か10 分で平らげた・・・おとこでありんすなぁ♡


 会計を済ませ店を出るミリア


 ミリア:(いゃ〜、美味しかったなぁ。機会があったらまた来よう♪)


 揚羽に気付くミリア


 ミリア:あ、揚羽♪


 揚羽:旦那様、この先に夜景が綺麗な港があるでありんすが一緒に来てほしいでありんす♡


 ミリア:良いよ♪

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る