第21話総理のグルメin魁桜国
アオイ:これまで本編で様々な国で美味しいものを食べてきたミリアさん。今回からはこちらで様々な国のグルメに舌鼓を打つ様です♪
魔界時間16:00 首都
『旅籠
シン:私が総理と魁桜国の征夷大将軍との会談を取り次いでいる間に温泉に入ったのですか?
惠:仕方ないのにゃ。流れでそうなったのにゃ。それにババァの長風呂にはちびっ達には酷にゃ・・・
ブレーンバスターをキメるシン
惠:ア・・・アクガリタル国の頭脳の私に・・・ブレーンバスターは・・・ダメ・・・にゃ・・・グフッ!
シン:人を年寄り扱いばっかりするからです。
惠:実際4000億歳のババァだろうが・・・
バックドロップをキメるシン
シン:まだ4000億歳ではありません。
ミリア:ごめんねシンさん。
シン:総理は全く問題ありません。
小雪:ミリアねえちゃんオラとごはんたべにいくべ♪
ミリア:(あ、もうそんな時間かぁ。そう思ったらお腹が・・・減った)
惠:あ、久々に見たにゃ。
シン:まだ生きてたんですか?意外としぶといですね。
惠:人を台所にいる黒いヤツと一緒にするにゃ!
小雪:こ、これは!
ユキ:小雪様?
ミリア:(よし、店を探そう!)
突如旅館を出るミリア
小雪:やっぱり!ユキ、オラたちもいくべ!
ユキ:え?え?お、お待ちください小雪様!
『メインストリート飲食街』
ミリア:(う〜ん!どこも私の食べたいものじゃない!)
ユキ:アクガリタル総理は一体どこに向かっているのでしょうか?
小雪:おめさもまだまだだべな。いちりゅうのりょうりにんってのは、いちりゅうのびしょくかでもあるべ。
ユキ:本能の赴くままに探してるのでしょうか?
小雪:んだ!
ミリア:(ん?この匂い・・・・こっちだ!)
ユキ:角を曲がりましたね。
小雪:クンクン・・・・あ〜、このにおいにきづいただな♪
裏路地を進み一軒の定食屋見付けるミリア
『定食屋
ミリア:(一見普通の定食屋だけど、ここには『何か』ある!)
ユキ:あ!入っていきますよ。
小雪:オラたちもはいんべ!
店員:いらっしゃっいませ〜!空いてる席へどうぞ〜♪
ミリアの席の隣に座る小雪達
ユキ:気付いてないのでしょうか?
小雪:たべることしゅうちゅうするときはそういうモンだべ。
ミリア:(どれも興味深いメニューだけど、一際目につくのがこの『
ミリアのメニューを覗き込むユキ
ユキ:どうやら白帆し大根のステーキというのが気になってるようです。
小雪:さっすがミリアねえちゃんだんべ!しらほしだいこんはうんめ〜ぞ〜♪
ユキ:知ってるのですか?
小雪:しらほしだいこんの『しらほし』はな、カントリアってくにのおとなりさんのくにのとくさんひんで、きったときのかたちが『おふねのしろいほ』ににてるからなんだべ。
ユキ:カントリア王国の隣国といえば、野菜を中心とした農産超大国サイヤサイ王国ですね。
小雪:オラもそれにすんべ!しらほしだいこんはステーキにしてくうとものすんごくうんまいべ〜♡
ユキ:では・・・すみませ〜ん!
店員:は〜い!
ユキ:白帆し大根のステーキ膳を2つ。
店員:は〜い♪
小雪:たのしみだんべ♪
『厨房』
店員:父さん、白帆し大根ステーキ膳3つ!
板長:へぇ、大抵の奴ぁメニューの大根って見ただけでスルーするもんだが。あの客達、かなりの美食家だぞ♪
20分後・・・
店員:お待ちどうさまです、白帆し大根のステーキ膳で〜す♪
ユキ:本当に船の帆に似てますね♪
小雪:このダイコンとおもえないほどの甘みと・・・
ミリア:(この肉厚と食感。これは本当に煮物にすりよりステーキにするべくして栽培された大根♪)
ユキ:この甘辛いソースは・・・醤油ベースに・・・みりん?
小雪:おしい!ニンニクもはいってるんだべ♪ダイコンじたいがあんまいからさとうがいらないんだべ♪あとは・・ん?かつおダシもあるなコレ。
小雪の前に立つ板長
板長:成る程、白帆し大根のステーキを選んだのはそっちの嬢ちゃんの方だったか。正解だ、鰹出汁も隠し味に使っている♪
ミリア:(そんじゃ、いつもの)すみせ〜ん!
小雪:んあ?
店員:は〜い!
ミリア:このメニューの品全部ください♪
店員:え⁉︎か、畏まりました!
小雪:ねえちゃんオラも〜♪
店員:ええ⁉︎
39分後・・・
店員:す、凄い。
板長:2人共全部平らげやがった。
ミリア&小雪:ごちそうさま♪
ミリア:ん?小雪ちゃん⁉︎
小雪:やっときづいたべ♪
ミリア:小雪ちゃんもご飯?
小雪:んだ!
ミリア:じゃ、一緒帰ろっか♪
小雪:おう♪
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