第2章 百花繚乱!魁桜国

第17話入国 魁桜国

 アオイ:国土争奪戦争参戦資格を得たアクガリタル国。おや?ミリアさんは何やら乗り気じゃないみたいですね。


 魔界時間19:00 魁桜国かいおうこく 首都 朱麗門しゅれいもん次元国際空港


 首都空域『アクガリタル国首相専用機』


 ミリア:はぁ〜・・・


 惠:あんま乗り気じゃないみたいだにゃ。


 ダリア:無理もあるまい、あのど変態魔王のお膝元にもう直ぐ着くのだからな。


 真琴:お姉ちゃん大丈夫?


 ミリア:大丈夫だよ真琴君♪


 シン:ご安心ください総理、滞在期間中手出し出来ないよう『協力な助っ人』を呼んでおきました。一足先に入国して待ってくださっております♪


 楓随分用意が良いな♪


 惠:そりゃ、可愛い孫娘が変態の毒牙にかかりそうになっててこの若作りババァが黙ってられる筈ないにゃ・・・


 チョークスリーパーを綺麗にキメるシン


 惠:ギ・・・ギブ・・・


 唯:皆んなで来て大丈夫だったの?


 シン:その・・・辺は・・・・ご心配には及びません・・・本国にも助っ人に・・留守をお任せ・・・して・・・おりま・・す!


 惠:ぐ・・・ぐるじ〜・・・ガク。


 機内案内:総理、間も無く魁桜国首都次元国際空港に着陸します。お忘れ物なきようお願い致します。


 ミリア:それじゃあ皆んな、降りる準備するよ〜


 同時刻 魁桜国 皇居


 揚羽:まだか!まだでありんすか!わちきは早よぅミリアちゃんに会いとうありんす!


 霧雨大夫:まぁまぁ、天子様。そう慌てなくても既に空港に着いてございます♪


 アオイ:こちらは大納言の霧雨大夫様。この国では花魁のような遊女が国の重要な役職に就いています。


 陽晴大夫:左様でございますよ天子様♪


 アオイ:こちらは右大臣の陽晴ようせい大夫様。


 夕霧太夫:その時は・・・ねぇ♡


 アオイ:そしてこちらは左大臣の夕霧大夫様。


 揚羽:あとはわっちがあの手この手で組んず解れつ・・・グ、グフフ♪想像するだけでゾクゾクするでありんす♡


 咲妃:・・・・・・・・


 アオイ:こちらはこの国のまつりごとの一切を取り仕切る征夷大将軍の咲妃様です。


 次元国際空港管制塔


 オペレーター:間も無くアクガリタル国首相専用機が着陸・・・ん?


 管制官:どうした?


 オペレーター:こ、これは!


 首相専用機に通信を送るオペレーター


 オペレーター:こちら魁桜国首都次元国際空港管制塔、早急に旋回をしてください!我が国の巨獣が接近中です!


 急旋回する首相専用機


 惠:うお!な、何事にゃ⁉︎


 首相専用機スレスレを通過する鳥獣類型巨獣


 鳥獣類型巨獣:クエーーーーーーッ!


 惠:デッカ!


 唯:あ、あれは!


 デバイスのデータを照合する唯


 唯:間違いない、この国の巨獣『セイランタンチョウ』フェニックス科フェニックス目タンチョウヅル亜種。体長7700万㎢、体重4兆4000万トン。でもこの辺を飛空する事は無い筈なんだけど・・・変ねぇ。


 シン:その辺を聞いてみないといけませんね。


 惠:サラッと進めてるけど、唯のソレって巨獣マニア専用サイトの奴だよにゃ。


 ミリア:唯って巨獣マニア?


 唯:そうよ♪


 機長:管制塔より安全が確認されたので着陸します。


 着陸後 次元国際空港国際到着ロビー


 出迎えるアサギ


 アサギ:お待ち申し上げておりましたアクガリタル総理♪


 アオイ:この方はムネミツ皇国の魔王秘書のアサギさん。詳しくは『剣聖の皇王』をご一読ください♪


 ミリア:あれ?莉音さんトコの魔王秘書さん?


 シン:この方が今回の『強い味方』です。とある理由から揚羽天皇をはじめとしてこの国の者はこの方を恐れて『手出し出来ない』のです♪


 アサギ:では旅館に行く前にこの国のグルメをご案内します♪


 ミリア:ありがとうございます♡


 次回へ続く・・・

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