第8話調理王の牙
アオイ:予想外にも本編の主人公に次いで2番目に発展しているアクガリタル国。どうやら今回は魔王具を手に入れようとしているようですね。
魔界時間11:00 首相官邸
ミリア:ひょうふぃふぉうふぉふぃふぁ?
惠:モノ食いながら喋るにゃ。
シン:ええ、この地にあった前の国の魔王が特注で作らせた包丁があるそうです。
惠:それが魔王具『調理王の牙』なのかにゃ?
シキ:はい。ですが、それを使う事なく国土争奪戦争で国の要であるテリトリーフラッグを敗戦で取られてしまい。戦勝国もまた滅亡したため主人なき魔王具はそのまま北の最果てにある『キッチンタワー』の最上階に安置されてるそうです。
惠:それをコイツが手に入れるって事かにゃ?
シン:そうです。
楓:魔王具を安置してるだけに一筋縄ではいかないのではないのか?
シキ:その通りです。そんじょそこらの一流料理人では攻略不可能な塔ですが、総理なら或いはと思いまして。
惠:その根拠は?
シン:あのクックイエティに認められたほどの腕前なら自信を持っても良いかと。
ミリア:食材の持ち込みは?
シン:文献によると『食材の持ち込みは一切禁止、塔の中の食材のみで作るべし』とあります。
惠:これまた難題ふっかけてきたもんだにゃ。
シン:如何なさいますか?魔王具を新たに作るよう依頼したとしても最短100年はかかります。
ミリア:じゃあ、その試練受けるよ♪
シン:ではそのように手配します。
天空にそびえ立つキッチンタワー
惠:ひえ〜!これの最上階まで行くのかにゃ〜。
シキ:一階毎に出される『お題』となる料理を作り合格したら上の階に進める仕組みのようです。
惠:一体何年かかるのやら。
シン:中はDコーティングが施されているので3時間で攻略可能だそうです。
ミリア:よし!行ってくる♪
2時間半後・・・
ミリア:おまたせ〜♪
惠:はやっ!
シン:これがそうですか!
惠:最後のお題の答えは?
ミリア:味噌汁。
惠:へ?
ミリア:だ〜か〜ら、味噌汁なんだってば!
惠:み、味噌汁なのかにゃ?
楓:人界の日本という国では味噌汁を健康のために毎日作られてる朝の定番にしてるくらいメジャーなたべもなら可能なんじゃないか?
シン:なにはともあれ、おめでとうございます陛下♪
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