第2話幻のクックイエティ
アオイ:ネッシー、ツチノコ、イエティ。人界にも様々な未確認生物というのはいますよね?ここアクガリタル国にもいるんですよ、かつてメディアを騒がせた未確認生物が・・・
魔界時間8:00 首都レストランテ総理官邸
ミリア:クックイエティ?
惠:そうにゃ、ミリアの留守中に前の国の図書館だったところで見つけたのにゃ。
真琴:あ、それボクも聞いた事ある。レシピを見ただけで何でも器用に調理をこなす未確認生物だよね。
アオイ:この方はインキュバス族の公安大臣、真琴・カサチライエン君。ミリアさんを姉と慕う男の子です。
唯:それって巨獣なの?
アオイ:こちらは雪女郎族の
ダリア:巨獣なら今後料理人の国を目指すアクガリタル国にとっては必要不可欠だな。
アオイ:こちらはオーガ族の女性でダリア・ハルルンさん。この国の軍務大臣です。
楓:確か1つの魔王具で契約出来る巨獣は3体・・・だったか。
アオイ:この方は元豊穣の女神で楓・エムカワさん。元は天界宇宙グリーンヒル王国のエネルギー産業大臣を務め、現在は邪神に転生してアクガリタル国のエネルギー産業大臣をしております。
惠:あなんだ、いたのかにゃ。
無言でキャメロクラッチをキメる楓
惠:うおーーっ!無言で、無言で技をキメるにゃーーー!
ダリア:どうするんだ?仮に実在してたとして、それが本当に巨獣なら暴れた時ウチの国の軍事力だとまだ巨獣に対抗出来るとは言い難いぞ。
楓:まぁ、実害はまだ無いのだろ?
惠:大丈夫にゃ、ここに4000億歳のバケモン若作りババアがいるからにゃ・・・
豪快にエルボーをキメるシン
惠:ふぐぉーーーっ!
ミリア:シンさんが出たら1発で萎縮して魔王具使えるようになった時に契約してくれないよ〜。
シン:そうですね、巨獣程度本気出すまでもないですが。極限まで手加減しても恐怖を与えるだけですし。
惠:平均5000万㎢の生ける大陸を極限まで手加減してそんな実力っていよいよバケモンババアにゃ・・・・
喉輪をキメるシン
シン:貴女には年長者を敬うという概念がないのですか?
惠:ね・・・・年長者にも・・・げ・・・限度が・・・・ぐえっ!
ミリア:シンさん、それ以上やったら落ちる落ちる!
真琴:う〜ん、他に何か手はないかなぁ。
ミリア:私、ちょっと交渉してみる!
ダリア:話が通じればいいが。
3時間後 フライプ山
ダリア:アイツだ。
超巨大なフライパンを前に悩むクックイエティ
ミリア:・・・・・・・・
惠:アイツ何でフライパンとにらめっこしてるにゃ?っていにゃい⁉︎
クックイエティの方に転移するミリア
ミリア:あ〜、やっぱクドイドンの肉焼いてたんだ。これ調味料の選び方次第ではかなりくどい味になるんだよね〜。
クックイエティ:グフォ⁉︎
リーフソルトを渡すミリア
ミリア:これ使ってみたら?
蓋を開け匂いを嗅ぐクックイエティ
クックイエティ:グフォッ!グフォフォ♪
絶妙な量とフライパン捌きを見せるクックイエティ
ミリア:へぇ〜!やるじゃない♪
クックイエティ:グッフォ♪
ミリア:分けてくれるの♪
一緒に食べる
ミリア:ん〜!塩加減バッチリ♪
クックイエティ:グッフォフォ♪
ミリア:うん!美味しいね♡
惠:すっかり意気投合してるにゃ。
真琴:心配しなくても良かったね♪
ダリア:ああ、これなら心配ないだろう。
再び総理官邸
ミリア:試練は前倒しで合格だって。次に魔王具持って来た時は直ぐに契約してあげるって行ってた♪
惠:シルフィード王国の杏姫に仕える従者のヴァルキリーに内蔵されていた翻訳機能を応用した翻訳機が役にたったようでなによりにゃ♪
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