「愛しい君へ」後書き

「愛しい君へ」

2018/12/22〜24:ネプリ同時配信企画ペーパーウェル01参加作品


 テーマが「贈る・包む・添える」ということだったので、「贈る」「包む」「添える」それぞれで300字ssを書き下ろしてみました。

 当初は、もっと別の内容の話で参加する予定だったのですが、配信期間までに完成できないくらい長い話になってしまったので(この後書き書いている時点でも完成していない)急遽予定を変更。

 数時間で仕上げた結果がご覧の有様です。

 時間のなさが如実に伝わる拙い作品となってしまいましたが、出力してくださった方々に感謝申し上げます。

 本当にありがとうございました。


 以下、少しだけ、裏話。


 上記の通り、急遽ネタを練り直すことになったのですが、その際に大いに役立ったのが、作中でも登場した「珊瑚の腕輪」

 この珊瑚の腕輪なくては、生まれなかった物語です。


 ネプリの表紙にも登場したので、ご覧になった方もいらっしゃると思いますが、この腕輪は自前です。

 しかも、亡き祖父が、亡くなる数年前に、まだ小学生だったわたしにくれた形見のような品になります。

 当時の自分が身につけるには早く(事実、腕を通してもすぐ抜けてしまうほど大きかった)ずっと宝箱にしまっていた物で、身につけるようになったのは大人になってからになります。

 そんな大切で、お気に入りの、大好きだった祖父が贈ってくれた物で何か物語を紡げればと、そう思ってできたのが、この短い物語になります。


 主人公の「俺」は「贈る」の時点で亡き祖父くらいの年齢を一応想定しています(60代くらい)

 ただ「包む」「添える」の時間軸を「贈る」と同時期と取るか、過去話と取るかで多少印象は変わるかと思います。

(要は彼女との別れをいつと取るかで変わる)

 どちらでも取れるようには書いたつもりなので、好きに解釈してもらえたらなと思っています。

 個人的には、どちらでも非常においしいです。


 ちなみに。

 イメージ曲は、FF6の「墓碑銘」です。

「贈る」はまさに、あの曲がかかった場所をイメージしています。

 伝わる人には伝わればいいなと思いつつ。


 本編より後書きの方が長くなっていますが、取り敢えず、書きたかったことは書けたので、唐突ながらこの辺りで終わります。

 最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました。

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