最終話:あとがき

 終わった……やり遂げた……!


 こんにちは、リプレイ執筆者のイズミユキです。リプレイ:ダブルス最終話、いかがだったでしょうか。ここまで読み進めていただいた読者の皆様、本当に、本当にありがとうございます。


 Rメモリを巡る相棒たちの物語は、これにて幕を閉じました。どのバディも大変に素晴らしいロールプレイで我々を魅了してくれました。この場を借りて、改めて最大の感謝と賛辞を送ります。


 さて、せっかくですので、ここでは各PCを総括して行きたいと思います。


 まずはUGNバディ。とにかくイチャイチャしてましたね。第2話の事件を経て、触れ合えるようになった事の喜びが、見ているこっちにまで伝わって来るようでした。

 『二人で一緒に、人になれた』というロボ子の言葉が、このバディを総括するには相応しいでしょう。人の温度を知らないクラウと、人の心に戸惑うロボ子。互いに寄り添い歩みを止めなかった彼女たちは、遂にRメモリ事件を解決しヒーローとしての本懐を果たします。

 きっとこれからも、どこへ行っても、鮮やかな赤い彗星の如き目覚ましい活躍を見せてくれる事でしょう。


 続いて、警察バディ。譲れない誇りを胸に戦い抜いた彼らの格好良さと言ったら! 第3話の事件で絆を確かめ合い、バディとして落ち着く――なんて事はなく。その後の真白の猛アタックと、守矢の大人な対応、二人の対比が見事でした。

 そしてグランドエンディングでの、守矢の元相棒の登場。あれはGMも聞いていない、完全なサプライズでした。あの演出にはしてやられましたね。

 いつか、相棒を失った守矢の心の傷が癒える時――その隣にはきっと、真白の姿がある事でしょう。


 最後に、ロジカ。最初に彼女の設定とキャラ付けを見た時、頭を抱えた事をここに白状します。濃い、あまりにも濃い。果たしてこのPCの魅力を引き出すことが、私に出来るのか……もうドッキドキでしたね。

 しかし第1話を経て、その心配が杞憂であった事を理解しました。何故って……GMから手を加えるまでもなく、ロジカは己の魅力を全面に押し出したロールプレイを繰り出してくれたからです。

 後で聞いた話では、NPCが相棒と聞き、探偵バディをキャラ立ちさせるため、いつにも増して濃いPCを持ち込んだとの事。その判断は大正解だったと言えるでしょう。見事。


 このキャンペーンは、こんなにも素敵なPCたちに彩られた、素晴らしいものになったと自負しています。そして、その軌跡をリプレイとして皆さんにお届け出来る事を、本当に嬉しく感じています。

 リプレイを執筆していく中でセッション当時を思い出し、懐かしさと一抹の寂しさを覚えました。終幕した卓を形にして残しておけるというのは、リプレイを書く側にとっての大きな魅力であると感じています。


 さて、あとがきも長くなってきました。言葉は尽きませんが、そろそろお別れのお時間です。

 お別れの前に改めて、読者の皆様にお礼を申し上げます。リプレイ完結までお付き合いいただけた事、本当にありがたく思います。皆様の応援なくして、このリプレイを仕上げる事は出来なかったでしょう。


 それでは、リプレイ:ダブルスの閉幕にこれ以上の言葉はないと信じ、この挨拶で締めとさせていただきます。




 ご愛読ありがとうございました! イタリアー!

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ダブルクロス3rd リプレイ:ダブルス イズミユキ @izumi_yuki

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