第3話:メインプレイ:エンディング3-1

GM:ではUGNバディのエンディングに移りましょう。


クラウ:場所はロジカたちの探偵事務所。そこに正装に身を包んだクラウ&ロボ子が押しかけ、クラウ主催のちょっとした晩餐会が開かれている。

ロボ子:わぁいパーティーだ。

クラウ:次から次へと、ロジカたちが見たことも食べたこともないような高級食材がわんさか運び込まれてくるぞ。

「ふふ……というわけで今宵は余の奢りというやつだ! たんと味わい、楽しんでほしい!」

ロジカ:「――――」

 唖然としている。確かに知らない。知らないが――。

「ほお……こちらはえーと、凄く栄養たっぷりな餌とかで育てられた肉だな……」

 知ったかぶり発動!

フィリップ(GM):「実物を見るのは初めてのブランド物ばかり……実に興味深い……!」

クラウ:「うむ。舌は確かなようだな。これはChianinaキアニーナというイタリアで有名なブランドの牛である」

ロジカ:「え、そうなのか……いや知ってたけど!」

ロボ子:「ほぁぁぁ……!」

クラウ:「余も普段は滅多に食さぬ、高級なものだ。たんと味わってほしい。ロボ子よ、お気に召したか?」

ロボ子:「僕、夢でも見てるのかな……違うよね、リアルに美味しいものがいっぱいあるんだよねクラウ……!」


守矢:ざっと調べて出てきたキアニーナの肉、Tボーンステーキ550gで15000円するんじゃが……?

一同:!?

GM:クラウの財力、流石であるな……。


クラウ:「うむっ! せっかくの祝い事。ぱーっといかなくてはな!」

フィリップ(GM):「祝い事、ですか」

ロジカ:「じ、実は何か裏の魂胆でもあるのか……?」

クラウ:「ロボ子のヒーローとしての名が広まってきたことと……先の事件では、ロボ子が身を挺して余ではなく真白を庇った。その事実が嬉しくて嬉しくて!」

ロジカ:「えーと、つまりこれは……お赤飯、的な……?」


GM:日本人か! ……いやうん、日本人だったね……。


クラウ:「そう。そこでこうして、そのきっかけとなってくれたお主たちにも礼をせねばと思ったのだ。

 よくやってくれたぞロボ子~♪ あれこそヒーローの姿だ!」

ロボ子:「ぁぐぐ……」

 急に褒めちぎられてシュポポポ。

クラウ:「よくやってくれたぞロボ子。余は嬉しい。こうしてそなたがヒーローとしての道を歩んでくれていることが♪」

 くしゃくしゃとロボ子の頭を撫でる。

ロボ子:「ひ、人前でそんな……フニャァ」

 口では止めつつもがっつり撫でられてます!

ロジカ:「そうかー。イタリア人だから赤飯とかよくわかんないけどそうかー、おめでとー」

 気のない拍手を贈ろう。

フィリップ(GM):「そういうことなら遠慮なくご相伴にあずかろうじゃないか、ロジカ。いただきます」

 むっしゃむっしゃ。


守矢:これ要は、うちの相方がめっちゃかわいいからお前ら目に焼き付けながら飯食えの集いでは。

GM:すっごい的確……。


フィリップ(GM):「しかしUGNの二人はスキンシップが多いね。こういう時に使う言葉は(本ペラペラ)……キマシタワー? 難解だ。どういう意味の言葉なのだろう」


真白:フィリップくんが薄い本を(笑)

守矢:フィリップ余計なこと覚えちゃいけません(笑)


クラウ:「めでたい日には晩餐だ! 酒もたんと用意してある。あ、未成年はノンアルコールで頼むぞ」

ロジカ:「イタリアなら飲めるんだけどなー日本だしなーノンアルで我慢するかー」

フィリップ(GM):「お酒の味……ロジカ、記憶喪失である僕は、実は成人しているという可能性も――」

ロジカ:「ダメだ」

フィリップ(GM):「ですよねー」


ロボ子:ロボットは人間じゃないからなー稼働年齢1歳だけどロボットだからなー(棒) ちびちび。

クラウ:仕方ないよなー! くぴくぴ。


GM:人の家に来てイチャコラ見せつけた挙げ句、自分らだけ酒飲んで帰るのか……(笑)


クラウ:「未成年の飲酒はダメであるぞー。あの警察コンビがすっ飛んできてしまうからな!」

 アハハと笑いつつ、上品にワインを味わう。作法は完全に貴族のそれだ。

ロジカ:技能で<芸術:イタリアン>持ってるから作法なら負けないもん!(※本当に持ってます)

「フッ……(とりあえずスカした笑いで誤魔化しとこう)」

ロボ子:「博士、味覚設定してくれてありがとぉ……僕、今、最高に幸せぇ」

 ありがたそうに飲み食いしつつほんわかしてる。

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