第1話:メインプレイ:ミドル7-1
GM:では次のミドルシーンですね。PC合流を想定しています。
シーンプレイヤーはロジカですが、全員の登場を推奨します。
ロジカ:シーンイン! (ころころ)7点上昇、79%!
守矢:シーンイン! (ころころ)1点上昇、63%!
真白:シーンイン! (ころころ)10点上昇、87%!
クラウ:シーンイン! (ころころ)3点上昇、68%!
ロボ子:シーンイン! (ころころ)1点上昇、68%!
GM:え、ちょっ、真白さん……?
真白:高いよ~!
GM:場面を移しまして。ここはF都警察署の取調室だ。
座らされたロジカの前では、警察・UGNバディから報告を受けた目暮警部が、こめかみを押さえつつため息を吐いたところですね。
ロジカ:私は鷹揚に足を組んで椅子に座っている。その姿には、貴族の貫禄がある(たぶん)
目暮警部(GM):「……なるほど、経緯はわかった。それで重要参考人として彼女を連れてきたというわけか。
うん……なんと言うか、ご苦労だったね……」
同情のこもった目暮警部の声に、守矢は疲れたようにうなだれる。
守矢:「この分は手当を上乗せでお願いしますヨ……」
ロジカ:「ふっ。ああ、まったくご苦労なことだ」
(いつ謝ろう……)
クラウ:(警察も大変そうであるな……)
目暮警部(GM):「さて、これからあなたに、いくつか質問をさせてもらいます。正直に答えていただけると、我々としてもありがたいですな」
ロジカ:「よろしい。拝聴しよう」
目暮警部(GM):「まずは基本的なことからですが……あなたは一体、何者ですかな。聞けばイタリアがどうとか?」
ロジカ:(ええい、ままよ!)
「……覚悟は、あるのか?」
クラウ:逆に脅しにきた!?(笑)
守矢:なんなのその胆力……(笑)
ロジカ:「聞けば、私が担う重み――深淵を知ることになる。それを、諸君らは理解して受け止める覚悟はあるのか、と問うている。
さあ答えよ」
(これで引いてくれ! 頼むー!)
迫真の演技で問いかけるロジカ。その言葉を聞いて、一歩踏み出す人物がいた。
ロボ子:「……人の命以上に、重いものがある? こんなところで、足踏みしてる場合じゃないの」
守矢:これは火の玉ストレート。
GM:いい球いただきました。ど正論ですね。
目暮警部(GM):「そういうことです。話してくれますね?」
ロジカ:「ふむ。では語るとしようか」
(これで少しでも人数減ってくれれば、逃げ出せたかもしれないのにー!)
「私はロジカ・ミリターレ。メディチ家の血脈を継承する貴種にして、カラビニエリGIS所属のエージェントだ。イタリア政府から密命を帯びて、日本にいる」
一呼吸を挟み、ロジカはその場の面子をぐるりと見回す。
ロジカ:「“ヴィランの王”――もちろん、ご存知だろうな?」
真白:ぴくり、と眉が動く。
守矢:「ほう……」
ロボ子:「……イスカリオテ」
クラウ:「ヒーローならば知らぬ者はおるまい」
ロジカ:「私は、奴にまつわる極秘任務を受けている。それは現世の未来を賭した、極めて重要なものだ。
……これ以上はイタリア政府の許可がなければ話せぬ。お互い
クラウ:「ふむ……その極秘任務というのは、あの獣の怪人が関係しているのか?」
ロジカ:「そうだ。あの獣人は、とある計画の実験体でな。元は野良猫だが……危険な代物だ。
ひとつ教えてやろう……オーヴァードを人為的に生み出す“道具”がある」
ロボ子:「ッ!?」
クラウ:「ほう? それはどこで見た? 何故それを知っている?」
ロジカ:「さあ、それは教えられない。しかし、その道具が出回らないよう努めるべきではないか。警察も、UGNも」
事件の情報を知らないロジカにとっては、ほぼほぼ口からでまかせであるッ!
ロジカの言に、一同の間に緊迫した空気が流れる。自称イタリア人の怪しげな少女が持つ核心的な情報。なぜ彼女がそんなことを知っているのか?
沈黙を破ったのは、目暮警部の問いかけであった。
目暮警部(GM):「なるほど。一つ確認をいいですかな。
あなたは政府のエージェントだと言う。仮にそれが事実だとしましょう。
でしたら、もちろんヒーローズクロスを持っていますね?」
ロジカ:(あ、やっべ)
目暮警部(GM):「あなたがクロスを持っている正規のヒーローであるならば、先の話にも信憑性があると判断できるのですが。
逆にヒーローでもない者が、無断で戦車を乗り回していたとなると……わかりますね?」
ヒーローズクロスを確認させろ。有無を言わさぬ目暮警部の言外の圧力に、ロジカの内心では冷や汗が吹き出していた。
ロジカ:(えーっと、泣いて土下座すれば許してもらえるかな……)
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