第1話:メインプレイ:日常シーン(警察バディ)

GM:では次の日常描写に移りましょう。警察バディ、守矢&真白のシーンになります。登場をどうぞ。


守矢&真白:シーンイン!


GM:さて、闇があれば光もある。君たちは今まさに、街中で暴れるヴィランと決着をつけようとしているところだ。

 このヒーロー社会のハイライトとも言える光景に、観衆も大いに盛り上がり、期待の眼差しを寄せていますね。


観衆(GM):「「「いいぞヒーロー! やっちまえー!」」」

守矢:「さぁ、キミ。年貢の納め時というものだよ。おとなしくしたまえ」

真白:ターン! と空に向かって威嚇射撃を一発。

「動かないで下さい。もう勝負はついています」


 ……と、そんな警察バディを尻目に、一人のヒーローが前に出て名乗りを上げる。その名は――。


“ディアボロス”(GM):「よく聞けヴィランめ! 我が名はヒーロー“ディアボロス”! サプリRWのP.88に詳細が載っているぞ!」


PL一同:お前かよ!(笑)

ロボ子:メタぁい!(笑)


ヴィラン(GM):「へっ! ミスター51位なんかに負けるものかよ! これでも食らえ!」


守矢:あっ(察し)

真白:あ……。


 ヴィランが手をかざすと、空中に数本の剣が生成され、ヒーローたちへ向けて射出される。


“ディアボロス”(GM):「ぬ、ぬわぁぁぁーー!」 戦闘不能。


ロボ子:い つ も の 。

ロジカ:早い……(笑)


GM:“ディアボロス”を仕留めた刃は、続けて君たち警察バディにも向かってくる!

 しかし、敵はエキストラです。好きなようにボコってしまって下さい。


守矢:「キミみたいな小悪党が考えそうなことは予測済みだヨ」

 さっと射線から外れた場所に退避する。

ヴィラン(GM):「なにィ!? だったらそっちのちっこい奴(真白)だ! 食らえ!」

真白:「ちっこくて悪かったな……でも。動かないで下さいって、言いましたよね」

 ヴィランが振りかざした腕に、さっき頭上に撃った牽制の弾丸が降ってくるよ!

ヴィラン(GM):「なんとォ!?」

守矢:「真白くんを怒らせると怖いんだゾ? まぁ、もう遅いかもしれないがネ」


 上空からの銃弾に怯んだヴィランの両足を、真白の銃が正確に射抜く。次に彼女が狙いを定めたのは、その頭部だ。


真白:「……このままだと私の指一本で死にます。おとなしく捕まってくれますね?」

ヴィラン(GM):「くっ、くっそぉぉぉ……!」

 おとなしく投降しましょう。

守矢:「さすがだね真白くん、見事な手際だ。さ、ショーはおしまいだ。お縄についてもらおうかネ」

 投降したヴィランに手錠をかけよう。

真白:「ヒトフタサンサン。ヴィランを傷害の容疑で現行犯逮捕します」

観衆(GM):「「「いいぞヒーロー! ヴィランなんか目じゃないぜ!」」」


ロボ子:真白ちゃんキッパリしてるのクール可愛い。

クラウ:鮮やかな手際ですね。


GM:君たちの手によってヴィランは鎮圧された。遅れて、“ディアボロス”が《リザレクト》してきますね。


“ディアボロス”(GM):「くっ、人の話は最後まで――って、あぁ!? いつの間にかヴィランが倒されているだとぅ!?

 ぐぬぬ……悔しいが認めてやろう! そいつは貴様らの手柄だ! ふん!」


GM:ふてくされる“ディアボロス”。一方、君たち警察バディは報道陣に囲まれフラッシュの嵐を受ける。


真白:「……この報道陣は何とかなりませんか、守矢さん」 小声

守矢:「ふむ……なら、こういうのは如何かな?」


 にやり、とどこか胡散臭い笑みを浮かべ、守矢は天高く腕を掲げ、びしりとある方向に突きつける。

 その示す先にいたのは――失意の中で現場を去ろうとする“ディアボロス”だ。


守矢:「あー! あそこにいるのは今回の事件で活躍した“ディアボロス”くんではないか! 早く追いかけないとヒーローインタビューを逃してしまうぞ!」

 報道陣に向け、大げさに言い放ちましょう。

報道陣(GM):「「「なぬっ! 急げ! 時流を逃すなッ!」」」

 一斉に“ディアボロス”に群がりましょう。

“ディアボロス”(GM):「おわぁ!? 何だ、何なのだ一体!? あああぁぁぁ……――」

 人波に飲み込まれ、視界から消えていく。


ロジカ:バスに乗り遅れるな、か。日本人は変わらないなぁ(イタリア人の感想)

一同:イタリア人……?


 その様子を眺めながら、守矢はひとつ、相棒に肩をすくめて見せる。


守矢:「ま、実際、彼が矢面に立ってくれたおかげで虚を突けた。あながち間違いではないだろう?」

真白:「そうですね。時間は稼いでもらえました」

守矢:「さ、とっとと署まで連行して、お話を聞くとしようじゃないか」

真白:「はい。大人しくしなさい。暴れるなら、さらに痛い目を見てもらいますよ」


 そう告げて、真白は犯人を拘束する対オーヴァード用の手錠を引っ張り上げる。

 大人しく拘束された犯人を見て、守矢は満足そうに頷いた。


守矢:「さ、仕事を終わらせて、ランチタイムにでもしよう」


 ……今日もヒーローたちによって、街の平和は守られた。警察バディの活躍は、きっと明日の新聞に掲載されることだろう。

 そしてそれは、ヒーロー社会における希望の光として、人々に明日への活力を与えるのだ。

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