第123話 カドカワの担当さんから書籍化について連絡をもらいました!

結論から言うとダメでした。

でも、スルーされていたと思っていたんですが、実際にはちゃんと会議にかけて検討してくださっていたとわかって感謝感激です。私が間違ってました。ありがとうございます。なんてえらい人なんだろう。


ダメだった理由は、世の中にはこの種の本はすでにたくさんあって著名人の本でも売れないことがあるのに売れない作家のでは難しいってのと、エッセイとした場合はもっととんがったところがほしいということでした。なにより一番のおもしろさは読者とのインタラクティブなやりとりで、それが本では再現できないんですね。なるほど納得って感じです。


それにしても担当の方はいい人で、ますます『俺はまだ本気出してないだけ』に登場する編集者村上政樹を連想してしまいます。村上は40歳過ぎてマンガ家を目指して持ち込んでいる大黒シズオに接しているうちに、その自由な生き方に影響を受けてしまいます。そして出版社を退職し、カミングアウトしてゲイバーで働くことにします。私の担当さんはそっちではなくバンドやりそうですけど。


そうならず、まっとうな編集人として大成してほしい(私のためにも)と願う今日この頃です。

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