第10話 3次元世界へSeia

俺の名前は、Seia


今回特別転生者として


missionに参加することになった





1000年に一度行われる特別なmissionの


ことらしい

 

ただ今回は事情があって


前回のmissionから1100年経過した


3300年に行われる


ある事情については聞かされていない





ということは今までの特別missionとは


何か違うということなのだろうか


過去に俺が特別missionに参加したことが


あるかは分からない





特別転生者は過去世で何度も


普通転生者として輪廻転生を繰り返し


ある一定のレベル(数値)に達した者が


最後の試験として特別転生者として


特別missionに参加すると言われている





ある一定のレベルがどのレベルなのかも


知らされてはいない


すべては司令センターのメンバーが


管理している





その特別missionをクリアした者の中で


優秀とみなされた者は


銀河司令センターの一員として


すべてを管理し進行を見守る立場になると


言われている





特別転生者が選ばれし者ならば


銀河司令センターのメンバーは


さらに選ばれし者と言えるだろう


一回missionをクリアしただけで


司令センターのメンバーになる者は


ほぼいないと言われている





このmissionは完全物質・物体の世界


3次元の地球でのみ行われる


俺が今いる場所が5次元世界


4次元世界も存在するし


2次元世界も存在すると言われている


反対に5次元世界より上の世界


6次元世界も存在する


さらにその上も存在すると言われているが


詳しくはよく分からない




 

話を戻して


もうすぐ時刻は11時30分


俺の転生時間が迫っている





コツコツコツ


Rei「Seia くん、私は担当のRei」


Seia「よろしくお願いします」


(確か担当は同性のはずだけど


違うんだ)





Rei「Seiaくん、それ.....」


Seia「えっ」


(あぁ、ミサンガのことか


このミサンガをどこで手に入れたかは


俺にも分からない、不思議なことに


気がついたら着けていた)


Seia「このミサンガ?」


Rei「ううん、何でもない」


(このことを聞かれたのははじめてだ)





Rei「もうすぐ時間だわ」


Seia「うん」


Rei「ついてきて」


Seia「うん」





Seia(何だろう、不思議な感じだ


はじめて会ったのに


はじめてではない感覚)





Rei「これに乗って下に降りるの」


Seia「うん」


Rei「さぁ、乗って」


Seia「一つ聞いてもいい?」


Rei「何?」





Seia「担当は女性なんだね


てっきり男性だと思っていたから」


Rei「......」


Seia「あっ、嫌っていう意味ではないよ」


Rei「良かった


特別な理由はないの


しっかりSeiaくんをサポートするから」





Seia「はい、ありがとうございます」


Rei「敬語じゃなくて大丈夫だよ」


Seia「あっ、はい」


Rei「フフフ


そろそろ4次元に着くわ


あと5分で3次元に着く」


Seia「あと一つ聞いてもいい?」


Rei「何?」





Seia「このmissionの最終目的は?」


Rei「今は言えないの


いずれ分かる日がくる」





Seia「Reiも過去に特別missionに


参加したことがあるんだよね?」


Rei「そう......」


Seia「で、成功したから


司令センターにいるんだよね」


Rei「そうね.....」





アナウンスが流れる





3dimension





ten





Rei「もう着くわ」





eight





Seia「うん」





six





Rei「Seiaくん、頑張って


いつも見守ってるから」





three





two





one





Welcome to the 3dimensional






Rei(Seiaくん、いってらっしゃい


まだミサンガ持っててくれたんだね


実は私もまだ持ってるんだよ)







  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る