第9話 in the case of Seia
ウィーン
(扉が開く音)
Kaiza「Lail、相談があります」
Lail「何だ?」
Kaiza「今回の特別mission参加者の
Seiaのことで」
Lail「Seiaがどうした?」
Kaiza「いえ、Seiaは前回の特別missionを
自ら終了しています
Reiのことを好きになってしまい
その何といいますか......」
Lail「どうした」
Kaiza「はい、Seiaは男性でありながら
女性性が強いところがあります」
Lail「確かにそうだな
だが最終的には陰陽のバランスが
とれてこその一人前だ
だから女性性も必要となる」
Kaiza「そうなんですが
Seiaの片割れの相手ですが
魂の成長のためにも今回は
ペアの女性をあえて男性性の強い
女性にした方がお互いの成長となって
いいのではないかと思いまして」
Lail「なるほど
それは言えてるかもしれないな
だが、今から相手を探すとなると
Seiaの転生時間に間にあわないかもしれん」
Kaiza「そこで私から提案があります
彼女はどうでしょうか」
Lail「ん?Mikuか......」
Kaiza「これが
彼女のこれまでの転生記録です」
Lail「なるほど
確かに男性性が強そうだな」
Kaiza「Seiaは精神の数値が高いのに対し
Mikuは頭脳の数値が高いです」
Lail「確かにそうだな、では彼女にするか」
Kaiza「はい」
Lail「Mikuを急遽特別missionに
参加させることにする
時間がない、彼女に通知を
それから急いで転生前検査をするように」
Kaiza「はい、そのようにします」
Lail Seiaは前回
片割れではないReiのために
自らmissionを終了させたんだったな
そのサポートを今回Reiがする
今回のmissionもまた何かが
起こりそうだな
Lail「ちょうどいいところにRei」
Rei「はい」
Lail「特別転生者Seiaの相手を変更した」
Rei「えっ、直前にですか?」
Lail「そうだ、Reiも知っての通り
Seiaは精神の数値が高い」
Rei「確かにそうですね」
Lail「バランスを取るために
相手をMikuにした」
Rei「Miku.....?ですか?」
Lail「これが彼女の過去世の記録だ」
Rei「彼女は過去の職業それから
出来事を見ていると頭脳の数値が
高そうですね」
Lail「そういうことだ
Mikuには精神面の数値を上げていく
必要がある」
Rei「なるほど
なかなか大変なmissionになりそうですね」
Lail「今回は色々と特別だからな
それから担当はKailにした」
Rei「Kailですか?」
Lail「そうだ、ここのペアは
SeiaにはReiが、MikuにはKailが
異性の見守りをつけることにした」
Rei「分かりました
精一杯サポートします」
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