第8話 3次元世界へReila

私の名前は、Reila


今回の特別missionに参加することになり


B20フロアで説明を聞いてきた





B20そんな場所に会議室があるなんて


はじめて知った


まだまだ知らないことがここには


たくさんありそう





肝心のmissionの内容も謎だらけ


男女ペアで10才から30才までの20年間


missionを行うらしい


ある基準に達する20才前後で


片割れと呼ばれる人と再会するらしい


再会したあとのことはまた


mission mobileで通知が来るみたい





このmissionの最終的な目的についても


今は知らされていない


ただ説明を聞いた感じだとなかなか


過酷な転生(人生)になりそうな予感





私の片割れと呼ばれる人は


どんな人なんだろう





転生前検査も無事に終了した


普通転生者とは違って


課題も伝えられなければ


人生設計もしないし両親探しもしない


下に降りた瞬間から色んなことが


動き出すみたい


知らされていないことだらけで


正直不安





なぜこんな大変そうなmissionに


私が選ばれたんだろう


女の人がこっちに来る





Miia「Reila、あなたの担当のMiiaよ」


Reila「Miia、よろしく」


Miia「準備はいい?」


Reila「正直不安しかない


分からないことだらけで」





「そうね、私もいつも見守っているから」


「いつも?」


「そうよ」


「Miiaに連絡をとる方法は?」


「mission mobileがあるわ


でも、Reiからは連絡はとれないの」


「えっ」


「大丈夫、必要なことは知らせるから」





「一人で頑張るんだね、私」


「一人じゃないわ


下の世界には家族もいるし


何より片割れの人がいるじゃない」


「20才くらいである基準に達したら


会えるって、会議で言ってた


ある基準て?」


「私も詳しいことは分からないの


そろそろReilaの転生時間よ


Dimension Elevatorに向かうわよ」


「うん......」





「大丈夫、あなたはとても強い


それに今回Reilaには何がなんでも


missionを成功させてほしいの」


「何がなんでも」


「そう、着いたわ


さぁ、乗って」


「中は広いんだね」


「そうね


1次元降りるのに5分くらいかかるの」





「3次元まで10分か


やるしかないんだもんね


やらなくていいなら辞退したい、ほんとは」


「大丈夫、これを乗り越えたら


きっとあなたの望む


幸せが待ってるから」





私の望む幸せ?


私の望む幸せってなんだろう


自分のことなのによく分からない


私過去世に何かあったのかな





「今、4次元よ、あと5分で着くわ」


もう逃げられない、ここまで来たら


「下に着いたら


何も考えなくても世界が動き出すん


だったよね?」


「そう、Reilaが考えなくても


進みだすわ」


「分かった」





アナウンスが流れる





3dimension





ten





nine





「Reila、ずっと見守ってるからね」


「うん」





five





「もうすぐ3次元」





three





two





one





Welcome to the 3dimensional


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