第5話 Dimension Migration Gathering
Miia「Kail、B20に会議室があるなんて
はじめて知ったわ」
Kail「俺もあることは知っていたが
ここで会議するということは
よほどのことだな」
Miina「よっぽど?」
Kieth「そうだ
よほど知られたくない何かがあるのだろう
機密事項ということだろうな」
Miia「誰に知られたくないのかしら」
Kail「それは分からない」
Kieth「やはり今回は特別ということだな」
Miina 「転生者たちも大変な
転生(人生)になりそうね」
Kail「そうだな、中に入るか」
Miina「これって.....」
Kieth「個別に部屋で聞くのか
特別missionの説明と同じだな」
Miia「えぇ」
Kail「じゃあ、また後で」
バーチャルメガネをかける
日々の任務ご苦労
特別missionの会議は二度目になる
前回の会議の内容も頭に入れた上で
今回の内容も頭に入れてほしい
まず、男女ペアでmissionを行うこと
10才から転生して30才までの20年間の間に
missionをこなすこと
ここまでは今まで通りだ
だが、今回は頭脳や精神や特殊能力の
レベルを最終的に999にすることに
重きを置かない
なぜならば
今回は最終的に闇をすべて排除し
4次元世界へ移行することが
目的だからだ
今までのやり方では通用しない
ということだ
20才で特殊能力のスイッチを
起動させることもしない
話はややこしくなるが
基本的にペアで行う場合
男性側が陰
女性側が陽の役割を果たし
主に闇は男性側の陰に働きかけてくるため
男性側の転生(人生)はどうしても
闇による誘惑が多く過酷だった
女性側は女性側で陽=光のため
光を滅ぼそうと闇は近づいてくる
ただもともと女性は陽=光を強く
持っているため
闇を寄せつけにくい力を持っている
段階を追って闇を排除していくと伝えたが
男女ペアとなり
男性側が陰
女性側が陽と分けるのではなく
今回のmissionでは男性側女性側それぞれに
陰・陽、両方の役割を与えるものとする
ただし、割合を変えることにする
はじめの10年間は
男性側が陰の割合を8割、陽の割合を2割
女性側が陰の割合を2割、陽の割合を8割
とするため
男性側ははじめの10年間は
闇の誘惑が多く過酷になるといえるだろう
このはじめの10年間で
闇を乗り越えることで男性は
陰の部分を陽に変えていく
つまり、光に返していくことで
陽の割合を限りなく10割に上げる
作業を行っていく
男性側は本来、力強く
女性よりもエネルギーが強いため
陽に転換することで、よりそのあとの闇に
抵抗する力が強くなる
この10年間で我々の目標は
25パーセントある闇を10パーセントにまで
減らすことを目標としている
20才になった時点で
陽の部分が強くなった男性は
ペアの女性と再会を果たす
今回は陽の割合が強くなった者から女性と
自然な形で20才前後で再会をする
そこでお互いがペアであることを
自然と思い出す
ここからが問題だ
闇は最後の抵抗を見せてより一層
暴れるだろう
どんな形で抵抗をしてくるかは
想像はつかないが
恐らく
地球全体がパニックになることが
予想される
ここで今度は
女性側が陰の割合が8割、陽の割合が2割
に転換する
20才から30才くらいまでの
この10年間の闇は
相当なものと予想されるため
女性一人では乗り越えることが
困難なことが予測される
そこで陽の割合が強くなった男性が女性を
サポートすることで
闇をすべて排除することにする
30才までというのはあくまでも目安であり
闇を排除し4次元世界へ移行するまで
missionは続行する
それから万が一に備えて
我々もサポート、それから各自の能力を
日々上げる努力を怠らないよう
バーチャル地球で訓練をするように
あとのことはmissionを進めていく中で
追って説明をしていく
それでは無事に遂行できるよう
各自自分の持ち場でしっかりと
任務を進めていくように
最後にB20より上のフロアでは
この話を一切しないように
同意するためのエネルギー認証を行って
この会議を終了とする
Lail
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